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第1章‐3 黒霧の森が呼ぶ声

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/3/27 📚 シリーズ: 深淵の欠片 ―灯京霊子譚― 📝 800文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

弟を追って禁域〈黒霧の森〉へ踏み込んだ少女ミレイは、怪異に襲われ死の淵へ追い詰められる。 彼女を救ったのは――“深淵の影”を纏う人外のハンター、レイ。 霧は彼を避け、怪異は跪き、霊子は逆流する。 その背中は、人ではなく深淵そのもの。 それでも少女は、その背中を追う。弟を救うために。 和風スチームパンク × 霊子 × 怪異。 孤独な少女と人外のハンターが歩む、深淵の物語。

本文

黒霧の森は、灯京の外れに広がる巨大な闇だった。

昼間でさえ薄暗く、霊子の粒子が漂い、木々の影が不自然に揺れている。

森の入口に立ったミレイ・サクライは、胸の奥が締めつけられるような感覚に襲われた。

霧の匂いは冷たく、湿っていて、どこか鉄のような味がした。

それは、魑魅魍魎の霊子核が発する微かな金属臭だった。

(レン……どこにいるの……?)

ミレイは震える手で弟の草履を握りしめた。

その小さな履物は、まだ温もりが残っているように感じられた。

腰の袋には、ギルドへ行く前に慌てて買い足した 第一式の霊子符が数枚だけ入っている。

本当はもっと欲しかった。

だが、手持ちの銀貨30枚では、符を大量に買う余裕などなかった。

(これだけじゃ……足りないかもしれない……でも……)

「絶対に……絶対に助けるから」

自分に言い聞かせるように呟き、ミレイは森の中へ踏み込んだ。

◆

森の中は、外から見た以上に異様だった。

霊子の粒子が空気中に漂い、青白い燐光が揺れ、木々の影はまるで生き物のように伸び縮みしている。

ミレイは霊子符を取り出し、弟の霊子反応を探った。

符の表面に刻まれた術式が淡く光り、霧の中に細い光の筋を描く。

(……こっち……?)

光は森の奥へと伸びていた。

ミレイは息を呑み、足を進めた。

しかし、森の奥へ進むほど、霧は濃くなり、空気は重くなっていく。

まるで、見えない巨大な心臓が地下で鼓動しているかのように、地面が微かに震えていた。

ミレイは不安を押し殺しながら歩き続けた

◆

一方その頃――

森のさらに奥で、レイは静かに歩いていた

肩に乗る影リス――クロハが尻尾を揺らしながら呟く。

「……嫌な気配だな。深淵の皇の影が、また何か企んでやがる」

レイは答えない。

ただ、霧の奥を見つめる。

胸の奥で霊子紋が疼く。

それは痛みではなく、呼び声のようなものだった。

(……呼んでいる)

深淵の皇の影――

自分を“欠片”と呼ぶ存在。

レイは外套を翻し、さらに奥へ進んだ。

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作者について

澪凪 朔

澪凪 朔

澪凪 朔(みおなぎ さく)です。 AI小説に興味があり、アイデア、世界観をAIと対話をしながら創作に取り組んでいます。

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