ゲロラーメンダッシュ事件
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
実在しない架空の怪奇な事件を集めています。 本記事は架空の事件・人物を基にした創作資料です。 実在の人物・団体・地名との関連は一切なく、現実の出来事を示唆するものではありません。
本文
ゲロラーメンダッシュ事件(ゲロラーメンダッシュじけん)とは、2010年代中盤にインターネット上で発生した一連の騒動および関連するリアル事件の総称である。中心人物である自称・ラーメン評論家「麺王ストライカー」(ハンドルネーム。本名非公開)の奇行・迷惑行為・大失態がネットミームへと昇華し、日本のインターネット文化史にその名を刻む珍事として語り継がれている。
目次
概要
中心人物:麺王ストライカーとは
炎上の歴史(前史)
ゲロラーメンダッシュ事件・本編
「第二の事件」―伝説化
失墜・ヴィーガン転向期
末期・消滅
インターネット文化への影響
関連語句
1. 概要
2010年代中盤、インターネットのラーメンコミュニティ(通称:ラヲタ界隈)において絶大な存在感……正確には「絶大な嫌われ度」を誇っていた人物・麺王ストライカーが、都内某ラーメン店にて行った一連の行動が動画で撮影・拡散され、ネットミーム「ゲロラーメンダッシュ」が誕生。その後も本人の自爆的言動が続き、最終的には伝説的な第二の事件を経て急速に失墜。その末路はネット上から静かに消えてゆくという、笑いと哀愁と一抹の胸糞悪さを兼ね備えた複合的インターネット事件である。
2. 中心人物:麺王ストライカーとは
基本プロフィール(推定・ネット上の情報による)
項目 内容 HN麺王ストライカー(通称:麺王、ストライカー、蔑称:ゲロ麺)活動開始2000年代後半主な活動場所個人ブログ「麺王ストライカーの魂の一杯」、Twitter(現X)、食べログ職業中堅メーカー勤務(管理職)年齢(事件当時)推定40代前半人物像
ラーメンへの造詣は本人曰く「プロ以上」を自称。しかし実態は独善的な審美眼と攻撃的な文体で知られるアマチュアブロガーに過ぎなかった。ブログの文体は特徴的で、以下のような語録が有名である。
「このスープは私の舌が要求するレベルに達していない。店主に猛省を促す。」
「並んでいる客の9割はラーメンを食べる資格がない。」
「私が認めた店だけが本物のラーメン店である。他は全てモドキだ。」
この傲慢な物言いが早い段階からラヲタ界隈・グルメ界隈で物議を醸した。
一方でリアルでは管理職として一定の社会的地位を持っており、「叩きたいが叩き切れない」という状況がアンチの鬱憤を長年蓄積させる一因となっていた。
3. 炎上の歴史(前史)
第一期炎上(2011年頃):「ラーメン格付け表事件」
麺王ストライカーがブログに公開した「関東ラーメン店完全格付け表(麺王基準)」が初の大規模炎上を引き起こす。
格付け表の問題点は多岐にわたった。
有名店を「C〜D評価」にしながら、無名の自分好みの店を軒並み「S評価」と評価
S評価の基準が「私が3回以上訪問し感動した店」という完全な主観
評価コメントに「店主の顔が気に入らない」「隣の客がうるさかった」など関係のない減点事由が散見される
これに対しラヲタ界隈のみならず、格付けされた店のファンが反発。Twitterで「#麺王格付けに物申す」タグが一時トレンド入りした。本人は反論ブログを書くも、論理破綻が多くさらに炎上を招くという悪循環に陥った。
第二期炎上(2013年頃):「店主への公開説教事件」
訪問したラーメン店のブログレビューに「この日、私は店主を呼び出し、スープの方向性について30分指導した」との記述が発見され拡散。
当該店主がTwitterで「そのような事実はありません。むしろ困惑しました」と穏やかに否定したことでさらに炎上が拡大した。本人はブログにて「店主は私の指摘を受け入れがたかったのだろう。成長を祈る」と更に火に油を注ぐコメントを投稿している。
この件により固定アンチが形成され、監視スレッドが複数の掲示板に立った。
第三期炎上(2014〜2015年頃):迷惑行為の本格化とパワハラ疑惑
リアルでの迷惑行為
この時期から麺王のリアルでの行動がエスカレートし始める。確認・報告されている主な迷惑行為は以下の通り。
スープ追加要求の乱用:スープを何度も「試飲」として追加させ、断られると「評価に影響する」と圧をかける
写真撮影による長時間着席:1杯のラーメンに対し40〜50枚の写真を撮影し、後客を待たせ続ける
レビュー脅迫まがいの発言:「私のブログには月間○万アクセスある」と言い放ち、店員の態度を要求する
麺硬さ変更の繰り返し:同席者に「麺の茹で加減の比較研究」と称して複数杯を注文させ、自分は少量しか食べない
パワハラ・セクハラ疑惑
2014年末頃、麺王の勤務先とされる企業関係者を名乗るアカウントが掲示板に書き込みを開始。
「ラーメンブログの件で笑ってる場合じゃないです。職場での彼の言動はブログより酷い。部下の女性に対して…」
具体的な内容として挙げられたのは、
昼食に強制的に自分のラーメン遠征に同行させる
ラーメンの感想を強要し、自分と異なる意見を述べると不機嫌になり以降の業務評価に影響させる
女性部下に対し「君はラーメンが分からないから仕事もできない」という発言を繰り返す
といった内容だった。真偽の確認は取れなかったものの、あまりにも麺王の普段の言動と整合性が取れていたため、ネット上では「ガチの奴だ」と受け止められ、嫌悪感が一層高まることとなった。
しかし本人は社会的地位があり、会社名も不明瞭であったため追及の手が届かず、アンチ勢の怒りと無力感は蓄積し続けた。
4. ゲロラーメンダッシュ事件・本編
発生日時:2015年9月某日(土曜日)、昼頃 発生場所:東京都内某所、行列のできる人気ラーメン店(店名非公開・通称「例のラーメン屋」)
事件前の状況
当該店はその年のラーメン専門誌に掲載され、行列が名物となっていた新進気鋭の店。麺王はブログにて事前に「私が直々に評価してやる。話題になっているが私の基準を超えられるか見物だ」と予告投稿していた。
この投稿を見ていたアンチ数名が「また迷惑行為をするのでは」と警戒し、該当日に偶然を装って周辺に集まっていた(後に本人たちがネット上で告白)。
ゲロラーメンダッシュの一部始終
以下は後に拡散した動画・目撃者証言・アンチの書き込みを元に再構成した経緯である。
① 入店〜着席 麺王は1時間以上並んだ末に着席。早速スマートフォンを構え撮影を開始したが、この店は「撮影は30秒以内でお願いします」という張り紙があった。麺王はこれを無視し5分以上撮影を続け、店員に一度注意を受けた。
② 「スープ先飲み宣言」 着丼と同時に麺王は同行者(後輩と思われる人物)に向かって大声で「まず私がスープのポテンシャルを確認する。黙って見ていろ」と発言。店内の空気が凍りついたという。
③ 致命的な瞬間 問題はここから起きた。スープを一口飲んだ麺王の表情が変わった。後の目撃者の証言によれば「急にガチョウみたいな顔になった」とのこと。
当該店のスープは「濃厚煮干し×強めの酸味」という個性的なもので、口コミでも「好き嫌いが分かれる」と書かれていた。麺王にとってはあまりにも想定外の味だったらしく、むせた拍子に―――盛大に嘔吐した。
④ ダッシュ その後、麺王は何も言わずに席を立ち、お金も払わずに店外へ猛ダッシュで逃走した。同行の後輩が慌てて支払いと謝罪を行ったとされる。
⑤ 撮影・拡散 この一部始終を、居合わせた客の一人が動画撮影していた(意図的に張っていたアンチとも、偶然撮っていた無関係の客とも言われており真相は不明)。動画には「ガチョウ顔→嘔吐→無言ダッシュ」の一連が約40秒にわたって収められており、その日の夜にはTwitterに投稿され拡散を開始した。
拡散と「ゲロラーメンダッシュ」の命名
投稿から6時間でリツイート数が1万を超え、翌朝には関連ワードがトレンド入り。「ゲロラーメンダッシュ」というミーム名は当夜のうちにTwitterユーザーによって名付けられた。
動画の特徴的なシーンから複数のコラ画像・アスキーアート・替え歌が生まれた。
【当時流行したAA(一例)】
∧_∧
( ゚д゚) スープのポテンシャルを……
(つ つ
| | |
(__)_)
∧O∧
( ) BLEEEH
(つ つ
| | |
(__)_)
≡<`∀´>≡333 ダッシュ!!!
また、「ゲロラーメンダッシュ」は動詞・名詞両方で用いられるようになり、「失敗して逃げること」の隠語として一時的に使われた。
5. 「第二の事件」―伝説化
ゲロラーメンダッシュから約3週間後。炎上が続く中、麺王は沈黙を破りブログとTwitterに長文を投稿した。
問題の長文投稿(通称「魂の弁明文」)
全文は4,200字にも及ぶものだったが、その内容が輪をかけてネット民を驚愕させた。主な主張は以下の通りである。
「あの日のスープは明らかに腐っていた。私はそれをいち早く察知した鋭敏な舌の持ち主であり、嘔吐は正常な反応である」
「私がダッシュしたのは外部に異常を知らせるためだった。英雄的行動と言える」
「動画を撮影・拡散した人物は私の社会的地位を貶めようとする組織的工作員の可能性がある」
「支払いは後輩が行っており、私は無銭飲食はしていない(このことを弁明の主軸に置く)」
「今回の件でこの店のスープの欠陥が広く周知された。感謝してほしい」
ネット中の爆笑・熱狂
この投稿は瞬く間に拡散し、ゲロラーメンダッシュ動画を遥かに超えるインパクトをもってネット中に広まった。
まとめサイト各所が記事化し、一部は100万PVを超えた
「英雄的行動」「組織的工作員」「感謝してほしい」のフレーズがそれぞれ単独でミームになる
ニコニコ動画では「魂の弁明文」を読み上げるMAD動画が複数投稿され、再生数10万超えの作品も登場
「腐ったスープを見抜いた英雄」を略した「腐英(くさえい)」なる造語まで生まれた
この投稿により麺王は単なる「痛いラヲタ」から「インターネット伝説」へと昇格した。
当の本人はさらに反論・追加投稿を繰り返したが、投稿するたびにネタにされるという状況に完全に陥っており、多くのアンチが「もはや愛しくなってきた」と感想を漏らした。
6. 失墜・ヴィーガン転向期
突然のヴィーガン宣言(2016年頃)
一連の炎上から約半年後、麺王は突如としてTwitterにて「私は動物性食品を断つ。ラーメンとの決別を宣言する」と投稿した。
ネット上では大きな反応が起きたが、その反応はかつてのような熱狂ではなかった。
「あれ?なんかつまらなくなった」
「ヴィーガンになった途端に普通の説教おじさんになったな」
「怒りとラーメンへの歪んだ情熱が彼のコンテンツだったんだな」
陰謀論への傾倒
ヴィーガン転向後しばらくして、麺王のTwitterは陰謀論的な内容へとシフトしていった。
「ラーメンのスープには人々を依存させる物質が混入されている」
「大手食品会社と政府は国民の味覚を支配している」
「私がラーメン界隈で迫害されたのも、真実を知っているからだ」
内容自体は過激だったが、ラーメンという独自の文脈を失った麺王の言動は他の無数の陰謀論者と区別がつかなくなり、フォロワーは急速に減少。かつてのアンチ勢も「もう見てても楽しくない」と離れていった。
「あんなに俺たちを怒らせたのに、ヴィーガン陰謀論おじさんになった途端に誰も興味なくなるって、それはそれで悲しいな」 ――当時のまとめスレより
7. 末期・消滅
奇妙な絵と意味不明な説教の時代(2017〜2018年頃)
フォロワーが数十人程度にまで減少した頃、麺王は突如として自作の絵をSNSに投稿し始めた。
その絵は独特のタッチで描かれた抽象画のようなものが多く、
ラーメンの丼から光線が出ている絵
スーツ姿の人物が砂漠を歩く絵(説明文には「これが現代人の真実の姿」)
意味深なひらがなのみで構成されたテキスト画像
などが確認されている。これらは一部の「インターネット考古学者」によってスクリーンショットが保存されており、現在でも稀に発掘・共有されることがある。
発掘した者の多くは「笑えない怖さがある」と形容しており、往年の炎上を知るアンチ勢からは「胸が痛い」という声も上がった。
消滅
2018年後半頃を最後に、麺王ストライカーの全アカウントは更新が止まった。ブログも気づけばサービスごと閉鎖されており、静かに消滅した。
その後の消息は一切不明であり、「会社を辞めた」「田舎に移住した」「実は最初からキャラだった」など諸説が囁かれているが、いずれも確認されていない。
8. インターネット文化への影響
ミームとしての「ゲロラーメンダッシュ」
「ゲロラーメンダッシュ」という言葉は事件後もしばらく使用され続け、「予期せぬ失敗から逃げること」「虚勢を張った結果の大恥」を意味するスラングとして定着した時期があった。
ラヲタ界隈への影響
本事件をきっかけに、ラヲタ界隈内部で「迷惑行為をするラヲタへの自浄作用」についての議論が活発になったとされる。
また、一部のラーメン店が「撮影時間のルール明文化」「食べ終わるまでスマートフォン自粛のお願い」を掲示するようになったのも、この事件が遠因の一つとして語られることがある(因果関係は不明)。
「コンテンツとしての炎上人」という考察
麺王ストライカーは後に「インターネット上のキャラクター(アンチを含む)が一体となってコンテンツを生成していた事例」として、ネット文化を分析する一部のブログや動画で取り上げられた。
「麺王はアンチにとって"最悪で最高の玩具"だった。そして本人も無意識にその役割を演じていた可能性がある。ヴィーガンになった瞬間に誰にも相手にされなくなったのが、その証拠だ」
9. 関連語句
麺王ストライカー - 本事件の中心人物
魂の弁明文 - 第二の事件を引き起こした問題投稿
腐英(くさえい) - 「腐ったスープを見抜いた英雄」の略。麺王の自己評価に由来
ゲロ麺 - 麺王の蔑称。現在でもごく一部で使われる
英雄的行動 - 弁明文中の名言。転じて「言い訳の王道パターン」を揶揄する際に使われた
例のラーメン屋 - 事件現場となった店。現在も営業中とされるが、店側は一切コメントしていない
本記事は架空の人物・事件を扱ったフィクションです。実在の人物・団体・店舗とは一切関係ありません。
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