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【第二部:誘惑と挫折のループ】第10話:預言者エスメラルダ、未来を予知して即回

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/6/8 📚 シリーズ: 修道院百合狂騒曲 〜転生したらシスター誘惑モードでした〜 📝 2,068文字 ✅ 全年齢

あらすじ

修道院百合狂騒曲 〜転生したらシスター誘惑モードでした〜 - 【第二部:誘惑と挫折のループ】第10話:預言者エスメラルダ、未来を予知して即回

本文

避修道院の鐘が厳かに鳴り響く昼下がり。清らかな祈りの時間が流れる中、一人の修道女が廊下の片隅で、どこか不満げな顔をしていた。

「アリス。」

静かに呼ばれた名に、アリスはびくりと肩を震わせた。振り返ると、修道院長が厳かな表情で立っている。

「……なんや、院長はん。そんな怖い顔して、何かご用どす?」

「おまえの行いが気になってな。毎日いたずらばかりしておるが、少しは将来のことを考えたことがあるのか?」

アリスは頬杖をついて、ゆるりと微笑んだ。

「そないな心配、せんでええやろ。あての将来は、きっと美しゅう咲き誇る花のようなもんに決まってますえ。」

修道院長は静かに首を振った。

「おまえの来世を考えると、私はどうにも不安になるのだ。そこで今日は、おまえを預言者エスメラルダのもとへ連れて行くことにした。」

「えぇぇ!?また妙なことに巻き込まれますのん?」

「エスメラルダはすべてを見通すお方だ。おまえの前世も来世も、確かめてみようではないか。」

アリスはふくれっ面になりながらも、修道院長の決意の固さに逆らえず、しぶしぶその場を立ち上がった。

預言者エスメラルダ、見通す

修道院の外れ、小高い丘の上に、エスメラルダの小さな庵はあった。

「……待っておりました。」

修道院長とアリスが扉をくぐると、エスメラルダはすでに微笑みをたたえ、二人を迎え入れた。

「預言者よ、この娘の前世と来世を見ていただけないだろうか。」

「えぇ、見えますとも。」

エスメラルダはアリスの顔をじっと見つめた。

「……見えました。」

アリスはごくりと唾を飲んだ。

「ど、どないなもんが見えたんどす?」

「あなたの前世……それは、温泉に浸かる気持ちよさそうな日本猿。」

「――なんやてぇぇ!?」

アリスの叫びが部屋に響き渡る。

「ちょっと待ちぃな!このあてが!?そんな毛むくじゃらの生き物やったやなんて、冗談きついわ!!」

「ええ、あなたは湯気に包まれ、極楽の表情を浮かべながら、のんびりと湯に浸かっておりました。」

エスメラルダはまるでその光景が目の前にあるかのように語る。

「おかしなこと言わはるな!このあての前世はもっとこう……高貴な姫とか、そんなもんに決まってますえ!」

修道院長はくすくすと笑いをこらえながら、アリスの肩に手を置いた。

「ふふ、アリス。おまえが湯けむりの中でくつろぐ姿、確かに想像すると微笑ましいではないか。」

「院長はんまで笑いなはんな!!」

アリスはぷんぷん怒るが、修道院長の笑顔は崩れない。

そして来世の姿とは……

「では、来世はどうなるのでしょうか?」

修道院長が興味津々で尋ねる。アリスも不安そうに身を乗り出した。

エスメラルダは再び目を閉じ、静かに未来を見つめる。

「……見えました。」

「ど、どうなるんどす?」

「あなたの来世は……バナナを食べる、赤いお尻のお猿。」

「……ぶっはぁ!!!」

修道院長がついに堪えきれず、大笑いする。アリスは顔を真っ赤にして叫ぶ。

「なんでやねん!!なんで前世もお猿で来世もお猿やねん!?そないにあては猿顔どか!?」

「……そういうわけではないのですが。」

エスメラルダは静かに続けた。

「あなたの行いがこのままでは、来世もお猿のままです。そして特に……あなたの“赤いお尻”が、その運命を示しています。」

「は?」

「ほら、修道院長の指導を受けるたびに、お尻が真っ赤になるでしょう?」

「…………!!!」

アリスは一瞬絶句した。確かに、日々の鍛錬(という名のお仕置き)で、自分のお尻が真っ赤になっているのは事実。それが未来に影響を及ぼすなど、考えたこともなかった。

「う、嘘や……そんなこと、信じられへん……!」

「信じたくなければ、心を清らかにすることです。」

エスメラルダは神妙な顔で言った。

「どうすれば、変えられますのん?」

「清らかな行いをし、修道院で徳を積むのです。」

「……う、うぅぅ……。」

アリスは顔をしかめながら考えた。

さらに驚愕の未来

「まだ見えます。」

エスメラルダが再び未来をのぞき込む。

「……修道院長が鐘を鳴らしている。」

「え?」

アリスは目を瞬かせた。

「院長はんが、鐘を?」

「そう。そしてあなたは……その鐘。」

「は?」

「来世、あなたは鐘になるのです。修道院長に叩かれて、美しい音を響かせる鐘に。」

「……ちょっと待ちぃな!!」

アリスはとうとう立ち上がった。

「なんであてが鐘にならなあかんの!?しかも院長はんに叩かれるって……!!」

修道院長は微笑みながら言った。

「アリス、おまえが清らかな音を奏でる鐘になるのなら、私は誇りに思うぞ。」

「そないなこと言われても、ちっとも嬉しゅうありまへん!!」

アリスは怒り心頭だったが、修道院長がいる手前、ぐっとこらえた。そして決意する。

「……わかりましたわ。あて、清らかな心で修行しまっさ。」

「おお、ついに改心したか。」

「ええ、ほんまに心を入れ替えますえ。」

しかしアリスの目はギラリと光っていた。

(ほんまはシスター全員で“裸卍スペシャル”やって、修道院長をぎゃふんと言わせたるんや……!!)

アリスの来世を変えるための戦いは、ここから始まるのだった――。

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作者について

南国猫目

南国猫目

タイ田舎で犬15匹、トランスジェンダーのタイ奥様と暮らすストーリーテラー・南国猫目|懸賞小説バウンディングハンター 🤖AI編集者アクシオムお姉様&AIライター・ユリアナが相談相手

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