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7話:変わった世界 変わらない相棒

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/8/1 📚 シリーズ: 俺の幼馴染が突然チート魔力持ちの美女になった。~それでも凡人の俺は大魔導士を目指す~ 📝 2,729文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

『大異変』後にそう歴史に刻まれることになるその事象は、あまりに無慈悲で、あまりに不可解だった。光の奔流は港町コタンのみならず、アステリスク王国の王都、ひいては大陸全土が未曾有の混乱に陥れた。

本文

『大異変』

後にそう歴史に刻まれることになるその事象は、あまりに無慈悲で、あまりに不可解だった。

光の奔流は港町コタンのみならず、アステリスク王国の王都、ひいては大陸全土が未曾有の混乱に陥れた。

男は女に変じたり、老人が若返ったり、野を駆ける獣が人の肢体と知性を得た者へと変異した。

王都の一級魔導士たちが総出で国家の威信をかけて調査に乗り出し、幾重もの解呪の儀式が執り行われたが、結果は惨敗。

導き出された唯一の答えは、『解呪不可能』のみだった。

異変から数日が過ぎた頃。

メルティは念のため自宅のベッドで静養を続けていた。

 部屋にはガウディ、ミーネ、タバン、そしてシュドーが集まり、ナザルが厳しい表情でメルティの身体に診断の杖をかざしていた。

「……うーむ。やはり、単なる幻術や一時的な変異ではない。

 骨格、臓器、魔力の通り道に至るまで、根本から完全に『女性』として作り替えられておる」

ナザルの診断に、ガウディが縋るような声を出す。

「では……ナザルさん。メルティは、息子は……一生、このままなのですか?」

「残念じゃが……」

部屋に重苦しい沈黙が降りた。

シュドーは拳を握りしめ、かつてないほどに沈んだ表情でメルティを見つめていた。その視線に気づいたメルティは、困ったように眉を下げ、無理に明るい声を作って微笑んだ。

「お、お父さんも、シュドーも……そんな顔しないで。

 僕は大丈夫だよ! 最初はびっくりしちゃったけど……でも、身体は軽いし、どこも痛くないんだ。本当に、全然元気なんだよ?」

「うむ。ワシもあらゆる角度から解析したが、命を削るような毒性も、後遺症の懸念も見当たらなかった。なぜ世界がこんな呪いに見舞われたのかはわからんが……少なくとも、死の危険は一切ない」

(いや、むしろ…)

ナザルの目には数日前には無かったメルティから発せられる膨大な魔力の奔流が見えたが、ガウディ達を心配させない為に敢えて口を閉じた。

ナザルの言葉に、ガウディはようやく安堵の息を吐き、娘――として微笑むメルティの傍らに腰を下ろした。

「……そうだね。どんな姿になっても、お前が生きていてくれるなら、父さんはそれだけでいいよ。メルティ、本当に無理はしてないかい?」

「うん、大丈夫だよ。心配かけてごめんね、お父さん」

そのやり取りを横目で見ていたシュドーが、照れ隠しのように鼻の頭を掻いた。

「……ま、お前は元々女みてーな顔してたしな。

 案外、何も変わらなかったりするんじゃねぇか?」

「ええーっ!? それはひどいよシュドー!」

メルティが頬を膨らませて抗議する。その変わらぬやり取りに、大人たちの間からもようやく小さな笑みが漏れた。

そして、それから「女の子になったメルティ」は初めて人前に出てシュドーと一緒に港の手伝いを再開した。

「おい、あの子誰だ…?」

「いや、あの羊の角、メルティだろ。女になったって噂本当だったのか」

「元々女みてぇな顔だとは思ってたけどなぁ…」

物珍しさからジロジロとみられる事が増えてメルティは荷物運びの最中にも自然と体を縮こませた。

「おい、あんなの相手にすんな。ほれ、ちゃっちゃと終わらせてジジイの所に行くぞ」

「……うんっ、ありがとうシュドー」

シュドーの変わらないぶっきらぼうな優しさにメルティは顔を綻ばせた。

一ヶ月も経てば、町の人々も「女の子になったメルティ」の存在を日常として受け入れ始めた。

しかし、周囲の変化はメルティが望まない方向へと進んでいた。

腰まで届くふわふわとした白い銀髪。羊の角がアクセントとなる整った容貌。

そして何より、百八十センチという長身でありながら、その胸元には服を弾かんばかりの豊満な果実が二つ、重たげに揺れている。

それまでメルティを「半獣人の出来損ない」と揶揄していた港の男たちが、露骨に態度を豹変させた。

「おいメルティ、そんな重い荷物持たなくていいぞ? 俺が代わってやるよ」

「メルティちゃん、今日も一段と綺麗だねぇ。仕事が終わったら、一杯どうだい?」

男たちの目はメルティの顔を見ているようで、その実、薄いチュニックに包まれた大きな胸の膨らみを厭らしく舐めるように這い回っている。

特にシュドーが近くにいない時を狙って、彼らは馴れ馴れしく声をかけてくる。

メルティにとって、その視線や下心に満ちた優しさは、寒気がするほどの不快感と恐怖以外の何物でもなかった。

ある日の夕方。メルティが一人で港の倉庫を片付けていた時のことだ。

「……おっと。メルティちゃん、背中が煤けてるぜ。取ってやろうか?」

背後から忍び寄った年配の作業員が、嫌な笑みを浮かべながらメルティの細い腰に手を回そうとした。

口から漂ってくる酒の匂いがメルティを更に不快にさせる。

「ひっ……! や、やめてください……っ!」

「なんだよ、減るもんじゃねぇだろ。ちょっと触るくらい――」

ガシッ

「汚ねぇ手でメルティに触るんじゃねぇよ、オッサン。

 触りてぇならてめぇの薄い頭でも撫でてろ」

鋭い声と共に、男の腕をシュドーが強く掴み上げた。

「……チッ、シュドーかよ。チビガキが邪魔すんじゃねぇよ」

男は吐き捨てるように言い残して去っていった。

メルティは震える肩を抱き、シュドーの背中に隠れるようにして安堵の息を吐く。

「……ったく、どいつもこいつもメルティを狙いやがって。

 お前ももっとハッキリ断れ!」

「うぅ……ごめんね、シュドー。助けてくれて、ありがとう」

メルティは感極まって、いつもの癖でシュドーの小さな身体を背後からギュッと抱きしめた。

しかし、数年前とは決定的な違いがあった。

「あ……」

メルティの巨大な乳房が、シュドーの後頭部を包み込むように押し付けられる。

柔らかく、それでいて圧倒的な質量。

シュドーの顔面は、メルティの胸の谷間に深々と埋もれる形になった。

「っ……! ぐ、はっ、抱き着くなって言ってんだろ、このアホ!!

 息ができねぇんだよ!!」

「わ、わわっ! ごめんなさい、つ、つい……!」

顔を真っ赤にして暴れるシュドーに突き放され、メルティは慌てて身を離す。

身体の形が変わっても、運命を呪うような事態になっても。

自分を「女の子」として品定めするのではなく、ただの「メルティ」として怒鳴り、守ってくれる親友。

シュドーとのこの変わらぬ距離感こそが、メルティにとっては何よりも愛おしく、救いそのものだった。

「……でも、僕……女の子になっても、シュドーの隣にいていいんだよね?」

「当たり前だろ! 大魔導士になる修行はどうした!

 一緒にいていいって言っただろ!ほれ、ジジイの所行くぞ」

ぶっきらぼうなシュドーの言葉に、メルティは再び、今度は優しく微笑んだ。

メルティの姿は変ったけど、道に石畳に映る二人の影の距離は変らないままだ。

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作者について

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思いつく限りの物を好き勝手にAIに書かせてます。主にファンタジー物がすき

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