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誤送信

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/8/7 📚 シリーズ: イケメンにも恋の病は必要だよね! 📝 1,846文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

大学2年生の橘ひなたは、ごく普通の女子大生。ある日、学校一のイケメンと噂される林武蓮と同じゼミになったことで、自然と彼を意識するようになる。 しかし蓮は恋愛に全く興味がなく、女の子から告白されても断り続けるクールな男。ひなたが話しかけても素っ気ない態度ばかり。 それでも一緒にいる時間が増えるうちに、ひなたは彼の不器用な優しさに少しずつ惹かれていく。 恋愛に無関心なイケメンが、初めて「恋の病」にかかるまでのドキドキラブコメ!

本文

ゴールデンウィークに入った。

ひなたはバイトのシフトが少なかったこともあり、久しぶりに時間ができた。さくらとは二日目に予定を入れていたが、それ以外の日は特に何もなかった。

ぼんやりとスマートフォンを眺めていると、林武のことが頭に浮かんだ。

GW、暇なのかな。

旅館から帰ってきてから、メッセージのやり取りは続いていた。でも、直接会う機会は、同じ講義の時くらいになっていた。せっかく時間があるなら、どこか誘ってみようかと思った。

カラオケとか、どうだろう。林武がカラオケに行くイメージはあまりなかったけれど、誘ってみるだけ誘ってみよう。

ひなたはさくらとのトーク画面を開いて、文章を打ち込んだ。

『GW、林武くんカラオケ誘おうと思うんだけど、どう思う?やっぱり変かな』

さくらに相談するつもりだった。でも、送信ボタンを押した後、ひなたは画面を見て固まった。

送り先が、林武だった。

「…………え」

ひなたはスマートフォんを両手で持ったまま、動けなかった。画面には、林武とのトーク画面に、今打ち込んだ文章がしっかりと表示されていた。しかも、すでに既読がついていた。

「なんで、なんで、なんで」

ひなたは頭を抱えた。さくらと林武、どちらも最近よくやり取りしていたから、トーク画面を間違えた。それだけのことなのに、よりによってこの内容を送ってしまった。

しかも問題はそれだけではなかった。

慌てたひなたは、すぐに取り消そうとして、スマートフォンを操作した。でもその瞬間、指が滑った。

画面を見ると、新しいメッセージが送信されていた。

『デート』

「……は?」

ひなたは自分の目を疑った。取り消そうとして誤操作した結果、下書きに残っていた単語が送信されてしまっていた。いつかさくらとの会話で使おうとして、途中まで打ち込んでいたものだった。

林武のトーク画面に、二つのメッセージが並んでいた。

『GW、林武くんカラオケ誘おうと思うんだけど、どう思う?やっぱり変かな』

『デート』

既読が、両方についていた。

「終わった」

ひなたはベッドに倒れ込んだ。顔が熱い。穴があったら入りたい。いや、入りたいどころか、埋まりたい。

スマートフォんが震えた。林武からのメッセージだった。

『……デート?』

見なかったことにしたかった。でも、既読がついてしまっている。ひなたは震える指で、必死に返信を打ち込んだ。

『ごめん!誤送信!さくらに送るつもりだったやつで、デートは全然関係ない単語で、カラオケ誘おうとしてただけで、本当に誤送信で!!』

送信してから、説明が長すぎたかもしれないと思った。でも今更だった。

しばらく既読のまま、返信が来なかった。ひなたはその時間が、永遠のように感じた。

やっと返信が来た。

『……カラオケ、行ったことない』

「そっちなの」

ひなたは思わず声に出した。デートのことには触れず、カラオケに行ったことがないという返信。林武らしいといえば林武らしかったが、ひなたの心臓はまだばくばくしていた。

『行ったことないの?じゃあ行ってみる?GWに』

『……デートとして?』

ひなたは固まった。

わざわざ聞いてくる。いつもなら流しそうなことを、わざわざ。

『違うよ!普通に遊びに行くだけ!』

『……そうか』

『そうだよ』

少しの間があった。

『……わかった。行く』

ひなたはスマートフォんを置いて、大きく息を吐いた。

心臓がまだ落ち着いていなかった。誤送信のせいで、変な空気になるかと思ったけれど、林武は特に気にした様子もなかった。それがよかったのか、それとも少し残念なのか、ひなた自身もよくわからなかった。

スマートフォんを開いて、今度こそさくらに正しく送った。

『さっき林武くんに誤送信した。カラオケ誘う相談を林武くんに送って、しかもデートって誤送信した』

すぐに返信が来た。

『は!?!?大丈夫だった?』

『なんとかなった。カラオケ行くことになった』

『それって結果オーライじゃん笑』

『笑えない』

『笑えるよ笑 で、デートって送ったのはどうなったの』

『流された』

『流された!?林くんらしいww』

さくらが笑っているのが、文字越しでもわかった。ひなたはため息をついた。

でも、よかった。変な空気にならなくて。カラオケに行けることになって。

それだけで、今日のところは十分だった。

枕に顔を埋めながら、ひなたはさっきの林武の返信を思い返した。

『……デートとして?』

わざわざ聞いてきた理由が、なんとなく気になった。でも、それについて深く考えるのは、今夜はやめることにした。考え始めたら、また眠れなくなりそうだから。

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作者について

たかの岳

毎日1話投稿! AI連載作品をたくさん出したいなと思います!

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