007、新たな領主
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
ラスティアと対をなす世界、ストラチア。そこで起きた物語。 これは、非日常、日常を描いた、ファンタジーと現代、SF、全てをごちゃ混ぜにした物語です。
本文
一香「みんなに集まってもらったのはほかでもない。母、千歳が亡くなったため次期領主を決めるためです」
市治「今度こそ私が領主だ」
半兵衛「何を言うでござるか。拙者に決まっておろう」
市治「なんだと?」
半兵衛「なにを?」
敬三「私は柄じゃないから辞退するよ」
一香「私としては敬三殿にやってほしかったのですが……」
敬三「よせよせ。戦う力がほとんどない私に領主など務まらんよ」
市治「やはり私が」
半兵衛「いや、拙者が」
三日月「……何というか、適任者が見当たりませんね」
風雲「だな。実力だけなら三日月君だが、君はまだ経験が浅い。市治殿も半兵衛殿もリーダーと言われると違う」
市治「言うではないか風雲殿。さてはそなた、自分こそふさわしいと思っているな?」
半兵衛「反乱軍の末席でしかない坂下家に統治など可能なのか?」
風雲「それを理由に持ち出すのなら、なぜ千歳殿の時に反対しなかったのですか?」
市治「うっ! それは……」
半兵衛「彼女は、皆をまとめていたし……」
一香「では、誰が良いと思いますか?」
風雲「千歳殿の実子であられる一香殿が適任だと思います」
市治「まだ経験が少ないぞ?」
半兵衛「千歳殿ならまだしも彼女にそれは早いのではござらんか?」
風雲「しかし誰かをまとめるのに経験ばかり語っては話が進みませんぞ」
市治「だから私が」
半兵衛「いや拙者が」
敬三「話が堂々巡りになってるな」
一香「では、こうしましょう。皆に投票してもらい、最も得票数を稼いだ者が領主になる、というのは」
市治「異存ない」
半兵衛「拙者も構わぬでござる」
後日、領民全員から投票を行った。
結果、過半数が風雲に投票していた。
市治と半兵衛は文句を言っていたが、風雲は、投票の結果だ、と言って黙らせるのだった。
後書き
意外や意外! 風雲さんが次期領主になりましたね。
リーダーと言うより調整がうまい感じでしたが、皆はそれを買っていたのでしょうね。
もし乱蔵が生きていたら乱蔵だった可能性もありそうです。