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異世界ガチャは一日一回(一)漫画脚本

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/8/29 📚 シリーズ: JJ 漫画脚本 📝 2,482文字 ✅ 全年齢

あらすじ

漫画脚本は♡趣味です♡ 結構、大変なんですけど......

本文

「異世界ガチャは一日一回」漫画脚本

第1話 邂逅編

路地裏のガチャガチャと、砂漠の死闘

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【1ページ】

1コマ目・通勤中の雑踏。

スーツ姿のサラリーマンや学生が行き交う、ありふれた朝の通り。

ナレーション

これは、どこにでもいる平凡な会社員――佐藤純の話。

2コマ目・純の後ろ姿。

くたびれたビジネスバッグを肩にかけ、スマホを見ながら歩いている。

純

「はぁ……今日も同じ一日か」

3コマ目・雑居ビルの間。

ふと目に留まる、昨日までなかったはずの薄暗い路地。

純

「……あれ?」

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【2ページ】

1コマ目・路地の奥。

古びた看板が見える。

『レトロアミューズメント』。

純

「こんな店、あったっけ……」

2コマ目・純が足を止める。

腕時計をちらりと見る。

純

「……ちょっとだけ」

3コマ目・重いガラス戸に手をかける。

ギィ……。

4コマ目・薄暗い店内。

埃っぽい空気と、静寂。

---

【3ページ】

1コマ目・店の奥。

たった一台だけ、ぽつんと置かれた古いガチャガチャの筐体。

ナレーション

昭和の匂いを残す、時代遅れの一台。

2コマ目・純が近づく。

純

「一台しかないのか……変なの」

3コマ目・純がポケットを探る。

見覚えのない百円玉が、指先に触れる。

純

「あれ、こんなコイン持ってたっけ」

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【4ページ】

1コマ目・投入口のアップ。

コインが吸い込まれていく。

チャリン。

2コマ目・純がレバーに手をかける。

純

「まあ、ハズレでも百円だし」

3コマ目・レバーを回す。

ゴリゴリゴリ……。

4コマ目・純の顔。

一瞬、違和感を覚える。

純

「……重っ」

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【5ページ】

1コマ目・筐体全体が発光する。

ブオン……!

2コマ目・純の驚く顔。

純

「な、なんだこれ!?」

3コマ目・視界が真っ白に染まる。

4コマ目・見開き予告的な一コマ。

閃光の中に浮かぶ、純のシルエット。

ナレーション

その瞬間――彼の日常は、静かに終わりを告げた。

---

【6ページ】

1コマ目・見開き大ゴマ。

どこまでも続く白い砂漠。

灼熱の太陽が容赦なく照りつける。

ナレーション

気づけば、純は見知らぬ荒野に立っていた。

2コマ目・純が周囲を見渡す。

純

「え……え? ここ、どこ!?」

---

【7ページ】

1コマ目・純の手元。

ずっしりと重いカプセルを握りしめている。

純

「なんだこれ、いつの間に……」

2コマ目・純の足元。

大きな地響き。

ズズズ……。

3コマ目・純の顔が青ざめる。

純

「な、なに今の音」

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【8ページ】

1コマ目・砂煙を上げて突進してくる巨大なサソリ型の魔物。

鋭い鋏が二つ、大きく開かれている。

ナレーション

巨大サソリ――体長は優に五メートルを超える。

2コマ目・純の絶叫。

純

「ぎゃああああ!」

3コマ目・純が走って逃げようとする。

だが足が砂に取られ、うまく進めない。

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【9ページ】

1コマ目・サソリが背後に迫る。

その影が純を覆う。

2コマ目・純が手元のカプセルを見る。

純

「こ、こんな時に何入ってるんだよ!」

3コマ目・震える手でカプセルの蓋を捻る。

パカッ。

4コマ目・転がり出たもの。

――ただの、生活感あふれるフライパン。

純

「……フライパン!?」

---

【10ページ】

1コマ目・純が呆然とする。

純

「こんなんでどうしろって――」

2コマ目・低く渋い声が響く。

『おい若造、背中がガラ空きだぜ』

3コマ目・純の驚愕の顔。

純

「し、喋った!?」

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【11ページ】

1コマ目・純が反射的にフライパンを構える。

『いいから構えろ! 来るぞ!』

2コマ目・サソリの鋏が振り下ろされる。

ガキィィィン!

3コマ目・純の全身に衝撃。

しかし――しっかりとフライパンが受け止めている。

純

「う、受け止まった……!?」

---

【12ページ】

1コマ目・サソリが弾かれ、体勢を崩す。

ズザザザーッ!

2コマ目・砂煙の中、巨体がひっくり返る。

3コマ目・フライパンの声。

『いいぞ、そのまま頭をぶっ叩け!』

4コマ目・純が目を見開く。

純

「や、やるしかない……!」

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【13ページ】

1コマ目・純がフライパンを振り上げる。

2コマ目・振り下ろす瞬間。

ゴッ!

3コマ目・サソリの目がグルグルと回る。

4コマ目・巨体がドサリと倒れる。

静寂。

---

【14ページ】

1コマ目・純、フライパンを握ったまま立ち尽くす。

純

「……勝った? 俺が?」

2コマ目・フライパンの声。

『やるじゃねえか、若造』

3コマ目・純がフライパンを見つめる。

純

「お前、一体何なんだよ……」

---

【15ページ】

1コマ目・フライパンの声、少し得意げに。

『さあな。俺にもよくわからねえ』

2コマ目・純が苦笑い。

純

「無責任か!」

3コマ目・純が周囲を見渡す。

果てしなく続く砂漠。

純

「……で、ここからどうすんだよ」

---

【16ページ】

1コマ目・突然、視界が眩む。

ブオン……。

2コマ目・気づけば、見慣れた店内に戻っている純。

純

「え……戻った?」

3コマ目・筐体を見つめる純。

先ほどまでと変わらぬ、古びたガチャガチャ。

純

「……夢、じゃないよな」

---

【17ページ】

1コマ目・純の手元。

握りしめたままの、あのフライパン。

純

「これが証拠、か……」

2コマ目・純が筐体に張られた小さな紙を見つける。

そこには一言。

貼り紙

『ガチャは一日一回』

3コマ目・純が首をかしげる。

純

「一日一回……?」

---

【18ページ】

1コマ目・純、店を出る。

夕暮れの路地。

2コマ目・純の独り言。

純

「あれが現実なら……明日もまた」

3コマ目・純の横顔。

不安と、それを上回るかすかな高揚。

純

「……いや、まさかな」

---

【19ページ】

1コマ目・自宅の一室。

純がフライパンを机に置く。

純

「お前、名前とかあるのか?」

2コマ目・フライパンの声。

『さあな。呼びたいように呼べや』

3コマ目・純が苦笑い。

純

「じゃあ……相棒、でいいか」

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【20ページ】

1コマ目・夜、純がベッドに横たわる。

天井を見つめながら。

純

「明日……また、あの店に行ってみるか」

2コマ目・純の目が閉じる。

ナレーション

その夜、純は初めて――

明日が来るのを、少しだけ楽しみに思った。

3コマ目・窓の外、月明かり。

4コマ目・黒背景。

ナレーション

一日一回。

たった一つのカプセルが変える、平凡な男の運命。

その物語は、まだ始まったばかりだった。

完

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JJ

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