1日1回しか魔法が使えない魔法使い
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
見習い魔法使いのルカには、大きな秘密がある。 それは、1日に「たった1回」しか魔法が使えない【制約の呪い】がかかっていること。 一度使えば、次の日の朝まで魔力はすっからかん。 そんな貴重すぎる魔法なのに、お人好しのルカは木から降りられない子犬を助けたり、くだらないトラブルに巻き込まれたりと、ついつい午前中のうちに「今日の1回」を無駄遣いしてしまう! 喋るお小言使い魔の黒猫に呆れられながら、ルカは今日を無事に乗り切ることができるのか? 魔法の使いどころを巡る、1日1話のほのぼの日常ファンタジーコメディ!
本文
見習い魔法使いのルカには、重大な秘密がある。
それは、彼の魔力が極端に弱く、「1日にたった1回しか魔法が使えない」ということだ。一度使えば、次の日の朝まで彼の魔力はすっからかんになってしまう。
「ルカ、またそんなくだらないことに『今日の1回』を使うつもりかい?」
肩の上で、使い魔の黒猫が半目で呆れ声をあげた。
ルカの前には、木の上から降りられなくなった村の幼い少女と、その大切にしている子犬がいる。
「くだらなくないよ! ほら、助けてあげなきゃ」
ルカは意を決して木を仰ぎ見ると、杖を強く握りしめた。本日最初で最後の魔法を唱えるために——。
作品統計
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