❲ 狐の義兄 5 ❳
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
好きを詰め込みました。ただ、自分の好きを置いた作品集です。
本文
お兄ちゃんは私の頭のすぐ横に両手をつき、耳をピンと立てて、これ以上ないほど幸せそうに微笑んだ。
「ほら、見てごらん。君が 『邪魔』 って言ってくれたおかげで、俺の尾の毛並みが嬉しさでツヤツヤのピカピカになったよ。 触る? 触ってみる? 拒絶する君も最高に素敵だけど、お兄ちゃん、そろそろ君に 『美味しいもの』 を食べさせて、胃袋からデロデロに甘やかしたいな。 今日の晩ご飯は何がいい? 君の好きなものなら、たとえ星の欠片だって今すぐ獲ってきてあげるからね!」
とキラキラした極上の笑顔で私に言うものだから苦手。
そう、苦手…。
「………。」 (ほんっとに、この…バカ兄は…。…私をどうしたいの…。)
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