子の心親知らず
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
炎上系YouTuberのぬーいはある時不意に自分の過去を思い出す。それは残酷で、今の彼女に必要不可欠な過去だった。
本文
風呂屋から帰ってきたぬーいにぬーいのお父さんとお母さんは真剣な表情で
「話がある」と告げた。3人はテーブルに座り、ぬーいのお母さんが口を開いた。
「ぬーい、あなたはもう、ももさんと関わるのをやめなさい。」
それを聞いてぬーいは状況を理解するのに数秒かかった。
「は?何言ってるの?」
やっと絞り出した言葉がそれだった。それほどショックで意味がわからなくて、理解ができなかったのだ。
「何言ってるの!ももちゃんは、ももちゃんは、私の親友なんだよ!わたしのことすっごく大切にしてくれるんだよ!なんで!そんなっ!なんで!」
それしか頭に浮かんでこなかった。ただぬーいはそれを言い続けた。
そんなぬーいにぬーいのお父さんは冷たく言い放った。
「母さんと話し合って決めたんだ。これは全部お前のためだ。」
〜数分前〜
「ぬーいの友達にももちゃんという子がいて、その子のことをぬーいは友達と思っているようなんですが、そのももちゃんという子はぬーいのいじめっ子の幼馴染だそうで。」
「なんだと?そんなやつとぬーいが絡んでいるのか?あいつは脳天気すぎるな。そのももという子がいじめっ子とつながっていたらどうするつもりなんだ。」
「おまけにぬーいはその子が親友とまで言っていて....」
「まったく、何を考えているんだぬーいは.....」
現在時刻(3年前の)
「どうして!?どうして、お父さんとお母さんはわかってくれないの!ももちゃんは私のこの場所に来てから初めての、たった一人の友達なんだよ!それなのに関わるななんて.....もういいよ!お父さんもお母さんも大っ嫌い!もうあなた達の言うことなんて聞かないよ!」
「勝手にすれば良い。これはお前のためでお前だっていつかわかるんだ。」
「いつまでももちゃんが本心を隠してられるか....あんまり仲良くなりすぎないほうが良いわよ」
「もう良いよ!二人のことなんて知らない!」
ぬーいはそう言って自分の部屋の中に入っていった。
「ももちゃん.......」
ぬーいは写真立てに飾られたももとの写真を不安げに見つめていた。
ももは母親に散々罵られていた。
「あんたみたいなクズ、産まなきゃよかったわね。せめて才能があって金をガッポガッポ稼げると思って、子どもを作って!親戚の前でも優しい母親と父親のふりをして!それなのにあんたはそんなことして!もういいわ、あんたのことは捨ててやる。あ〜まあでも見世物にして日銭ぐらいは稼げるかもねwあんたみたいな異常者とか見世物にちょうどいいじゃないwじゃあ選べよ。施設送りにされるか、秘密を明かして仕事ができる年齢になったら、見世物になるか。」
(どうしよう....私が今ここでいなくなっちゃったら、ぬーいはどうなるの?ぬーいを一人になんてさせておけない。でも....このことを知ったら、皆いなくなっちゃうかな)
「何グズグズしてんの!さっさと選びなさいよ!ゴミクズ!」
「ひっ!........秘密を........明かすよ........」
「決まったならさっさと着替えてきなさい!けどあの格好も気に入らないのよね〜。あ、そうそうちゃんと髪色は染めるのよ!あんたらしい色にねw」
「はい....」
(ごめんね、ぬーい。ずっと嘘をついていて)
作品統計
📚 本を探すなら「よみどき」(あいぺんが運営する本の発見サイト)
130万冊を超えるコミック・小説・書籍の順位と値段を毎日みて、いま読むものを決められます。