過去は消えない
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
炎上系YouTuberのぬーいはある時不意に自分の過去を思い出す。それは残酷で、今の彼女に必要不可欠な過去だった。
本文
ももたが池に身を投げた数十秒後、
「おい!誰か溺れてるぞ!救急車を呼ばなくちゃ!」
高校生ぐらいの男がそう叫んだ。
ももたが目を覚ますとそこは自室だった。 目の前には涙を流しているぬーいがいる。
「ぬー........い.....?」
「良かった。目が覚めて本当に良かった。心配したんだよ―!うわあああああん!」
泣きじゃくるぬーいを見てももたは自分が本当に生きていることを実感した。
「おい、ぬーい。ももさんも起きたんだ。帰るぞ。」
「何言ってるの、お父さん!ももちゃんがこんな事になっちゃったのに、なんで帰らなきゃいけないの!お母さんもなにか言ってよ!」
「ぬーい。帰りましょう。」
ぬーいのお母さんのいつもは聞かないような冷たい声音を聞いてぬーいは背筋がゾッとした。 そのままぬーいのお父さんに引っ張られるようにしてぬーいは部屋の外に連れて行かれた。
「申し訳ありません。ご迷惑をおかけしました。」
ぬーいのお父さんはそう言ってももたの母親に深く頭を下げた。
「ああ、もう良いわこんな役立たずに仲良くするやつの気持ちなんて到底わからないし、あんたの娘がこれから城美さんとか、このへんで有名な人達とつるんでいじめっ子なんて言われないようになったら私たちも変なこと言われないから、そういうふうになってから会いに来てちょうだい。もっともそういうふうになんてなれないでしょうけどねw」
そう言いながらももたの母親はももたの部屋に向かった。
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