弐

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/10/27 📚 シリーズ: きまぐれまほろば夜行帖【本編】 📝 613文字 ✅ 全年齢

あらすじ

銀くん視点 「……えへへっ」僕は、頬を押さえながら笑った。

本文

銀くん視点

「……えへへっ」

僕は、頬を押さえながら笑った。

みみが、もう一回してくれた。

お願いしてよかった。

(……うれしいなぁ。)

みみは、まだちょっと顔を隠している。

(……どうしてだろう。)

僕は、みみの顔を見たくなった。

いつも笑ってくれる。

でも、たまに、僕が甘えると急に口元を隠してしまう。

目がうるうるして、肩が小さく震えることもある。

(……僕、何か変なことしたかな?)

それとも、嬉しいのかな。

もし嬉しいのなら、僕も嬉しい。

でも、困っているのなら、ちゃんと気づきたい。

(……みみの気持ち、もっとわかるようになりたいな。)

僕は、少しだけ照れながら、みみの袖をつまんだ。

「……みみ」

「ん?」

「……ぎゅー、してもいい?」

今度は、ちゃんと先に聞いた。

みみが嫌なら、やめよう。

そう思って返事を待つ。

すると、みみはゆっくり顔を上げた。

目元が、まだ少し潤んでいる。

(……あ。)

胸が、きゅっとした。

どうしてだろう。

その顔を見たら、急に抱きしめたくなった。

いつも優しくしてくれるみみを、僕も大切にしたい。

みみが笑ってくれたら嬉しい。

困っているなら、ちゃんと気づきたい。

それなのに、みみの顔をもっと見たいとも思ってしまう。

(……僕って、変なのかな。)

僕は、少し照れながら、みみを見つめた。

「……ぎゅー、してほしいなぁ」

みみは、しばらく黙っていた。

それから、両腕を広げた。

「……おいで、銀くん」

「……うんっ!」

僕はぱっと笑って、その腕の中へ飛び込んだ。

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作者について

みまち

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紅茶、珈琲、レモンが好き。【私がニヤニヤする物を置いております】

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