肆

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/10/27 📚 シリーズ: きまぐれまほろば夜行帖【本編】 📝 563文字 ✅ 全年齢

あらすじ

銀くん視点 みみが、ぎゅっと抱きしめてくれた。僕は、その腕の中で目を細めた。

本文

銀くん視点

みみが、ぎゅっと抱きしめてくれた。

僕は、その腕の中で目を細めた。

(……しあわせ。)

さっきまで、ちゅーをお願いしてもいいのか、少しだけ迷っていた。

でも、お願いしてよかった。

みみは笑ってくれた。

抱きしめてくれた。

今も、僕の頭を撫でてくれている。

(……僕、みみのことが大好きだなぁ。)

それは、ずっと知っていた気持ちだ。

ただ最近、その気持ちが少しずつ膨らんでいるような気がする。

一緒にいると、もっと一緒にいたくなる。

嬉しいことがあると、みみに伝えたくなる。

そして、みみが自分のために何かしてくれると、次は自分からも何かしてあげたくなる。

(……みみが嬉しいと、僕も嬉しい。)

僕は、みみの背中をそっと撫でた。

いつもは自分が甘えてばかりだから、今度はみみのことも大切にしたい。

どうすればいいのかは、まだよくわからない。

でも、みみが疲れていたら、ぎゅーしてあげたい。

寂しそうだったら、隣にいたい。

嬉しそうに笑ってくれたら、その笑顔をもっと見ていたい。

(……明日も、こうしていられるかな。)

そう思うと、少しだけ胸がきゅっとした。

明日も会えるといい。

明日も、みみの隣に座りたい。

そして、できれば。

(……明日も、ちゅーしてほしいなぁ。)

僕は、みみの肩に頬を寄せたまま、こっそり笑った。

「……みみぃ」

「んー?」

「……明日も、ぎゅーしてね?」

ジャンル・タグ

タグなし

作品統計

👁️ 閲覧数: 0 👍 いいね: 0 📚 本棚登録: 0

作者について

みまち

みまち

紅茶、珈琲、レモンが好き。【私がニヤニヤする物を置いております】

👥 フォロワー: 4人

作者ページを見る