第十七話 チェシャ猫の不気味な罠
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あらすじ
〜不思議の国のアリスをモチーフにした作品です〜 十四歳の少女アリスは、姉の結婚式の日、白兎に導かれて“不思議の国”へ迷い込む。 そこにいたのは、白兎の姿を持つ美青年ノア。 優しく甘くアリスを守る彼は、この国に隠された秘密を知っていた。 「君はこの国を選んだんだ」 失われた八年前の記憶。 薔薇の鍵。 ハートの女王。 そして、白兎の隠した小さな昨日。 守られているのか、閉じ込められているのか。 アリスは信じたい気持ちと疑う心を抱えながら、自分自身の物語を取り戻していく。 可憐で不穏な、童話ファンタジー。 白兎は、私を救いに来たの? それとも、もう二度と帰さないために迎えに来たの?
本文
第十七話 チェシャ猫と不気味な罠
その時だった。
「やあやあ、楽しそうだね~」
広間の中に、突然、声が落ちた。
誰かが扉を開けた音はしなかった。
窓も閉まっている。
けれど、そこにいた。
暖炉の上に飾られた古い額縁の中から、にんまりと裂けた半月型の口だけが浮かび上がる。
次に、ぎょろりとした目が二つ現れた。
ぎざぎざの歯。
外側へつんつんと跳ねた茶色の毛。
やけに長い髭。
最後に、ふさふさとした尻尾が煙のようにほどけて、チェシャ猫は額縁からするりと広間の中へ滑り出た。
広間の空気が、ぴたりと止まる。
さっきまでロビンの声で騒がしかった部屋が、一瞬で冷えた。
長いテーブルの上には、食べかけのカップケーキが三つ。紅茶の湯気が細く立ちのぼり、古いシャンデリアの下でゆらゆら揺れている。
壁にかかった帽子たちは、見てはいけないものを見てしまったように、つばを少しだけ下げた。
チェシャ猫は宙に浮かんだまま、身体をくねらせる。
その笑みは、まるで不気味な刃物みたいだった。
「チェシャ猫……!」
ロビンが椅子を蹴るように立ち上がった。
椅子の脚が床を擦り、ぎい、と嫌な音を立てる。
ロビンの茶色い耳は、ぴんと立っていた。いつもの騒がしい生意気さとは違う。怒りと焦りで、全身が今にも飛びかかりそうに震えている。
チェシャ猫はそれを見て、ますます嬉しそうに目を細めた。
「怒ってる~。三月うさぎは今日もよく跳ねるね~」
「うるせぇ!」
ロビンは拳を握りしめた。
「お前、ネムリを返せっ!」
ネムリ。
その名前を聞いた瞬間、アリスの胸が跳ねた。
暗闇の中で泣いていた、灰色のふわふわした髪の男の子。
空色の瞳。
小さなネズミの耳。
夢と記憶の狭間で、アリスの手を握ってくれた子。
あの子は、チェシャ猫に捕まっていたんだ。
暗闇のなかで泣いていた姿を思い出す。
アリスはカップを持つ手に力を込めた。
紅茶の表面が、小さく波打つ。
チェシャ猫はロビンを見て、ふわりと尻尾を振った。
「返してあげてもいいよ~」
ロビンの目が見開かれる。
「本当か!」
「ただし~」
チェシャ猫の身体が、ゆっくりとテーブルの上へ移動した。
カップケーキの上を踏むでもなく、皿の間を泳ぐように浮かびながら、ぎょろりとした目だけをアリスへ向ける。
「そちらのお客さんが、扉の試験に合格したらね~」
広間の中の視線が、アリスへ集まった。
ロビンの焦った瞳。
マッドの静かな紫の瞳。
チェシャ猫の、底の見えない丸い目。
アリスは息を呑んだ。
「私が……?」
「そうそう~。きみが~」
チェシャ猫は口を三日月の形に歪める。
「薔薇とミルクと、ちょっとだけ勇気の味がするお客さん~」
マッドの手元で、紅茶が静かに溢れていた。
カップを持ったまま、彼は動いていない。紫の瞳だけが、アリスを見ている。表情は変わらないのに、カップからこぼれた紅茶が、テーブルクロスにじわじわと茶色い染みを広げていた。
ロビンが慌てて
「マッド!お茶こぼれてる!」と叫ぶ。
しかし、マッドは動かない。
表情も変えない。
けれど、紫の瞳だけが、静かにアリスを見ていた。
アリスは息を詰める。
今の言葉に、何かが含まれている。
薔薇。
ミルク。
勇気。
そして、チェシャ猫はそれをわざと、この場で口にした。
ロビンがアリスの方へ身を乗り出す。
「頼む!」
声が、いつもの乱暴さよりずっと必死だった。
「ネムリを返してもらえるかもしれないんだ。あいつ、すぐ泣くし、暗いところ苦手だし……っ。頼む、ほんとに!」
アリスはロビンを見た。
彼はうるさくて、口が悪くて、最初に会った時は「ガキ」と言ってきた。
けれど今のロビンは、ただ大切な友達を取り戻したい子どもの顔をしていた。
アリスの胸の奥が、きゅっと痛む。
ネムリの、優しさを思い出す。
泣いていたのに、アリスを夢へ案内してくれた。八年前の記憶へ繋がる手がかりをくれた。
今度は、自分が手を伸ばす番なのかもしれない。
そう思った瞬間、ガルの声が頭をよぎった。
――忠告しておきます。
――チェシャ猫の誘いにのって、安易に扉を開けるのは危険です。
アリスは唇を噛んだ。
分かっている。
チェシャ猫は、優しさで試験を差し出しているわけではない。
きっとこれは罠だ。
誰かの弱いところを見つけて、爪で引っかくための遊びだ。
けれど。
目の前でロビンが、ネムリを助けたいと必死にこちらを見ている。
暗闇で泣いていた小さな手を、アリスは知っている。
怖いから見捨てることは、できなかった。
アリスはゆっくり立ち上がった。
「……行きます」
ロビンの顔が、ぱっと明るくなる。
マッドは何も言わなかった。
ただ、紫の瞳でアリスを見ている。
止めるようでもあり、確かめるようでもあり、まるでアリスがどんな答えを選ぶのかを待っているようだった。
チェシャ猫が嬉しそうに笑う。
「いい子~。いい子は迷いやすくて、おいしいね~」
その言葉と同時に、空中に小さな扉が現れた。
空色の扉だった。
表面には蔦のような模様が絡まり、中央には猫の目の形をした取っ手がついている。扉の周りだけ、空気がゆらゆらと歪んでいた。
アリスは胸元の時計に触れた。
冷たい真鍮の感触が、少しだけ勇気をくれる。
それから、空色の扉を開けた。
中へ一歩踏み込んだ瞬間、広間の灯りも、ロビンの声も、紅茶の香りも、すべて背後へ遠ざかった。
そこは、霧だらけの沼地のような場所だった。
足元には黒っぽい水が広がっている。
けれど不思議なことに、靴は沈まなかった。水面とも地面ともつかない場所を踏むたび、白い霧がふわりと立ちのぼる。
あたりは薄暗い。
空は見えない。
木も、建物も、道もない。
ただ白い霧が、腰のあたりまでゆっくりと流れている。遠くで水滴が落ちる音がした。
ぽちゃん。
ぽちゃん。
その音だけが、広いのか狭いのかも分からない空間に響いている。
「ネムリくん」
アリスは声を張った。
「ネムリくん、どこ?」
返事はない。
代わりに、霧の奥からやけに明るい声がした。
『もんだ~い!』
アリスは足を止めた。
霧の中に、文字が浮かび上がる。
黒いインクを水に垂らしたように、ゆらゆらと揺れる文字。
『時計屋が紅茶に入れるのは?』
その下に、三つの答えが現れた。
塩。
砂糖。
泥。
アリスは思わず、あの時計塔の部屋を思い出した。
机に座るのが礼儀だと言われたこと。
紅茶に塩を何杯入れるか聞かれたこと。
ノアがとっさに「百杯」と答えて、時計屋を数えることに夢中にさせたこと。
アリスは小さく息を吸った。
「塩」
答えた瞬間、霧が少しだけ晴れた。
足元に細い道が現れる。
白い霧の中に浮かぶ、灰色の石畳。
アリスはそこを進んだ。
進むたび、背後の道は霧に飲み込まれて消えていく。
戻れないのだと、足元が告げているようだった。
しばらく歩くと、また声が響いた。
『もんだ~い、ふたつめ~!』
霧の中に、紫色の丸い影が二つ浮かぶ。
『ムラサキねむりかぶは、どれが新鮮?』
次に、二つのあくびが聞こえた。
『ふぁあ』
『ぶぁふ』
アリスは一瞬、緊張を忘れそうになった。
ノアの声が、耳の奥によみがえる。
――ふぁあ、くらいが良い。ふごぉ、は育ちすぎ。
にんじん柄のエプロン姿。
包丁を持つアリスの手に添えられた、白い指。
上手、良い子だね、と言った甘い声。
思い出すだけで胸が痛む。
でも、その記憶は答えをくれた。
「ふぁあ、の方」
霧がまた晴れる。
その先に、小さな影が見えた。
灰色のふわふわした髪。
空色の瞳。
小さなネズミの耳。
「お姉ちゃん!」
ネムリが駆け寄ってきた。
アリスはほっとして、膝をつきそうになった。
けれどネムリの方が先に飛び込んできて、アリスの腰にぎゅっと抱きつく。
「ネムリくん……!」
ネムリはアリスの服に顔を埋めると、すんすんと鼻を鳴らした。
「やっぱりそうだ! この間のお姉ちゃんだ!」
そして、ぱっと顔を上げる。
「あったかくて、優しい薔薇の匂い。ぼく大好き~」
そう言って、ネムリはもう一度ぎゅっと抱きついてきた。
アリスは胸の奥が熱くなるのを感じた。
「無事でよかった」
アリスはネムリの背中を撫でた。
ネムリの身体は小さくて、柔らかくて、ほんの少し震えていた。
「ロビンさんが心配していたわ」
「ロビンはすぐ怒るけど、すぐ泣くんだ」
ネムリは小さく笑う。
「だから、早く帰ってあげなきゃ」
アリスも頷いた。
しかし、その時、霧が再び濃くなった。
白い霧が足元から巻き上がり、ネムリの姿までぼんやりと霞ませる。
『もんだ~い、みっつめ~!』
アリスはネムリを背に庇うように立った。
『言わずに飲み込むと、綿毛になって飛び出すものはな~んだ?』
ため息。
愚痴。
秘密。
アリスはワンダラーの街で見た、小さな扉を思い出した。
バタン、バタンと勝手に開き、中から黒い綿毛がふわふわ飛び出していた。
――昨日誰かが言いそびれた愚痴。
ノアは、そう言っていた。
アリスは小さく息を吸う。
「愚痴」
答えた瞬間、霧がざわりと揺れた。
正解だった。
ネムリがアリスの手をぎゅっと握る。
「あと一つ」
「あと一つ?」
「最後の問題は、いつも意地悪なの」
ネムリの声が少し怯えていた。
白い霧がさらに濃くなる。
沼地も、石畳も、ネムリの顔も、だんだん見えなくなっていく。
世界が白く塗りつぶされていく。
その白さは、ノアの髪の色にも、白兎の耳にも似ていた。
アリスの胸が、嫌な予感で締めつけられる。
やがて、最後の声が響いた。
『もんだ~い、さいご~』
やけに楽しそうなのに、どこか底冷えする声だった。
『白兎は敵? それとも味方?』
アリスは息を止めた。
白兎。
ノア。
たった一言で、胸の奥に押し込めていたものが全部ほどけていく。
甘い笑顔。
砂糖菓子みたいな声。
額に落とされた口づけ。
鍵のかかった執務室。
いなくなった花たち。
膝の上で眠る、少し幼い寝顔。
時計塔の階段の下から現れた時の、冷たい笑み。
そして、窓から飛び降りた時の叫び。
――アリス!
敵。
味方。
そんなふうに、簡単に分けられるものなのだろうか。
ノアは隠している。
それは間違いない。
アリスの記憶のことも、八年前のことも、薔薇の鍵のことも、きっともっとたくさんのことを。
彼はアリスの自由を奪うようなこともした。
鍵をかけた。
見張った。
花たちをどこかへやった。
それらは怖かった。
今でも怖い。
でも、ノアは助けてくれた。
知らない国で、アリスに温かい食卓をくれた。
怖がるアリスに触れず、泣いている間ずっとそばにいてくれた。
抱き上げる時も、髪を結ぶ時も、いつも痛くないか確かめてくれた。
それもまた、嘘ではない。
全部を見る。
優しいところも。
怖いところも。
守る手も。
閉じ込める鍵も。
敵か、味方か。
アリスは胸元の時計を握りしめた。
金属は冷たい。
けれど、その奥で小さく針が鳴っている気がした。
カチ。
カチ。
カチ。
答えなければならない。
でも、嘘は言いたくない。
ノアを完全な味方だと言えば、自分の怖さを否定することになる。
ノアを敵だと言えば、彼の優しさまで否定することになる。
どちらも違う。
どちらも、本当ではない。
アリスは霧の中で、ゆっくりと顔を上げた。
白い世界の向こうに、ノアの赤い瞳が見える気がした。
あの掴みどころのない、甘くて、危うくて、寂しい白兎。
アリスは唇を震わせながら、答えを選んだ。
「……分かりません」
霧の奥で、何かが静かに揺れた。
ネムリが、アリスの手を握る力を強くする。
アリスはその小さな手を、そっと握り返した。
「ノアが敵なのか、味方なのか、今の私には分かりません」
声は震えていた。
それでも、アリスは言葉を止めなかった。
「怖いです。隠し事をされるのも、鍵をかけられるのも、私の知らないところで何かを決められてしまうのも」
白い霧の中に、ノアの赤い瞳が浮かんだ気がした。
甘く笑って、何も教えてくれない白兎。
それでも、誰より必死に自分の名前を呼んだ人。
「でも、助けてくれたことも、優しかったことも、嘘じゃなかったと思います」
アリスは胸元の時計を握りしめた。
「だから、敵とも味方とも、まだ決めません」
霧が、ぴたりと止まる。
「ちゃんと知りたいです。ノアが何を隠しているのか。何を守ろうとしているのか。本当は、私をどうしたいのか」
アリスは顔を上げた。
「それを知らないまま、誰かに決められた答えを選びたくありません」
白い霧の向こうで、何かが静かにひび割れる音がした。
「だから私の答えは、まだ分からない、です」
しん、と世界が黙った。
霧も、水音も、どこかで聞こえていたはずのチェシャ猫の笑い声も、一瞬だけすべて消えた。
間違えたのだろうか。
アリスは息を詰める。
ネムリが不安そうにアリスを見上げた。
「お姉ちゃん……」
その瞬間、足元の水面に小さな波紋が広がった。
ひとつ。
ふたつ。
みっつ。
波紋は白い霧の中へ広がっていき、やがて細い光の筋へ変わる。
灰色だった石畳の道が、月明かりを浴びたように淡く光り始めた。
ネムリが目を丸くする。
「開いた……」
「開いた?」
「最後の道。ずっと開かなかったのに」
ネムリの声には、驚きと、泣きそうな安堵が混ざっていた。
アリスはほっと息を吐いた。
正解だったのかは分からない。
けれど、道は現れた。
それだけで今は十分だった。
「行こう、ネムリくん」
アリスが手を引くと、ネムリはこくりと頷いた。
二人は光る石畳を進んだ。
霧の中は相変わらず静かだった。けれど、さっきまでのように足元を奪うような怖さはない。
白い霧は左右へ分かれ、まるで道を譲るようにゆっくり流れていく。
その先に、小さな扉が見えた。
空色の扉。
蔦の模様が絡まり、中央には猫の目の形をした取っ手がついている。さっきアリスがくぐった扉と同じものだった。
ネムリがアリスの手をぎゅっと握る。
「また、チェシャ猫がいる?」
「……たぶん」
アリスも緊張した。
けれど、戻らなければいけない。
ロビンが待っている。
マッドも、きっとすべてを見透かすような目で待っている。
そして、チェシャ猫は笑っている。
アリスは息を吸った。
「大丈夫。一緒に出よう」
ネムリはこくんと頷いた。
アリスは猫の目の取っ手に手をかける。
冷たい。
けれど、怖くて手を離すほどではなかった。
扉を開けた瞬間、霧が白い花びらのようにほどけた。
広間の灯りが戻ってくる。
紅茶の香り。
古い木の匂い。
壁に並ぶ奇妙な帽子。
食べかけのカップケーキが三つ。
そのすべてが、扉の向こうに見えた。
「ネムリ!」
ロビンの叫び声がした。
次の瞬間、ネムリが扉の向こうへ駆け出した。
ロビンが椅子を蹴るように立ち上がり、ネムリの方へ飛び込んでくる。
「ばか! お前、どこまで眠りにいってんだよ!」
「ロビンがうるさいから、ちょっと静かなところに」
「それで、誘拐されてんじゃねぇよ!」
ロビンは怒鳴りながら、ネムリをぎゅっと抱きしめた。
ネムリは少し苦しそうにしながらも、抵抗しなかった。むしろ、ロビンの服を小さな手で掴んでいる。
「痛いよ、ロビン」
「うるせぇ。痛いくらいでちょうどいいんだよ!」
声は乱暴だった。
けれど、その耳は震えていた。
それを聞いた瞬間、アリスの胸にも少しだけ温かいものが灯った。
よかった。
ちゃんと、帰せた。
アリスもその後に続こうとした。
その時だった。
ぎぎぎ、と奇妙な音がした。
木が裂けるような。
古い蝶番が笑うような。
骨のないものが、無理やり口を開くような。
アリスは足を止めた。
周囲の霧が歪んでいる。
開いたはずの扉の縁が、ぶるぶると震えていた。空色に塗られた木目が黒く染まり、そこから白い線が浮き上がってくる。
歯だった。
チェシャ猫の口のような、ぎざぎざの歯。
「……え?」
アリスが声を漏らした瞬間、上から声が降ってきた。
「ネムリは帰すと言ったけど~」
にんまりとした、嫌な笑い声。
「きみを帰すとは言ってないよ~」
アリスの背筋が凍った。
扉が、口になっていた。
逃げようとした時には、もう遅い。
黒い口が、ばくりと開く。
「アリス!」
誰かが叫んだ。
ロビンか、ネムリか、それともマッドか。
分からなかった。
次の瞬間、アリスは暗闇に飲み込まれた。
外の世界が閉じる。
光が消える。
空色の扉も、暖炉の明かりも、ネムリの小さな手も、全部が一瞬で遠ざかった。
残ったのは、ぬるりとした黒い霧だけだった。
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