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第三十二話 ポンポンなる図書室

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/6/21 📚 シリーズ: 野薔薇のアリス〜溺愛白うさぎと忘れられた約束〜 📝 6,860文字 ✅ 全年齢

あらすじ

ノアとの気まずい朝を抜け出し、図書室でガルと笑い合うアリス。 けれど、ポンポン弾ける甘い時間の前に、アザレアが現れて――。

本文

第三十二話 ポンポンなる図書室

 朝食の時間は、いつもより少し静かだった。

 窓辺のレースカーテンが、朝の光を透かしながらやわらかく揺れている。外の畑では、ムラサキねむりかぶが眠たげに口を開き、小さな欠伸をこぼしていた。

 いつもなら、その声につられてアリスが笑い、ノアが「朝から眠そうだね」と声をかける。

 けれど今日は、二人とも何も言わなかった。

 食卓には、香ばしく焼けたパンと、湯気の立つ野菜のスープ、それから薄く切られた果物が並んでいる。料理も、窓から差し込む光も、いつもと変わらずあたたかい。

 それなのに、二人の間に流れる空気だけが、どこかぎこちなかった。

「……スープ、熱くない?」

 先に沈黙へ耐えられなくなったように、ノアが尋ねた。

 アリスはスプーンを持ったまま、小さく頷く。

「大丈夫です」

「パン、もう一枚いる?」

「まだあるので、大丈夫です」

「そう」

「はい」

 また、会話が途切れた。

 ノアは何かを言いたそうにしていた。けれど、言葉を選びすぎて、どれも口にできなくなってしまったように見える。

 アリスも同じだった。

 昨日起きたことが、まだ胸の中で絡まっている。

 写真立ての中にいた、金色の髪の美しい女性。

 いっそ、誰なのか尋ねてしまえば、少しは楽になるのだろうか。

 けれど、どうしても聞けなかった。

 あの人は誰ですか、と口にした瞬間、自分の胸に生まれた感情まで、ノアに見つかってしまうような気がする。

 ノアにとって、自分はただの子どもなのに。

 そう思うたび、言葉は喉の奥へ沈んでいった。

 アリスはスープをひと匙すくいながら、そっとノアの様子を窺った。

 けれど、ノアもちょうどこちらを見ていたらしい。

 赤い瞳と目が合った途端、二人はほとんど同時に顔を逸らした。

 まるで、悪戯を隠していることが見つかった子ども同士のようだった。普段なら、どちらかが笑ってしまったかもしれない。

 けれど今日は、そんな小さな可笑しささえ、うまく笑いに変えることができなかった。

 その時だった。

 コン、コン。

 窓ガラスを叩く、小さな音がした。

 アリスとノアが同時に顔を上げると、窓枠の向こうに、昨日の花ネズミがちょこんと座っていた。

 黒くつややかな毛に、花びらのように薄い耳。黒曜石を思わせる小さな目をきょろきょろ動かしながら、細い鼻をひくひくさせている。

 ノアの眉が、わずかに動いた。

「……花ネズミ?」

 声が少し低くなる。

 花ネズミは聞こえなかったふりをするように、ふいっと顔を逸らした。

 その姿を見て、アリスは昨夜のことを思い出した。

「あ……そうだった」

 アリスは持っていたスプーンを静かに置き、ノアへ向き直った。

「ノア、ごめんなさい。昨日、勝手にあなたの部屋へ入ってしまったんです」

 まっすぐ謝ると、ノアは少し驚いたようにアリスを見つめた。

 やがて、その赤い瞳から、張りつめていたものがゆっくりとほどけていく。

「あの子たちから聞いたよ。花ネズミから、種を助けてくれたんだって?」

「はい。でも、勝手に入ったことには変わりありません……」

「大丈夫だよ」

 ノアは穏やかに首を振った。

「むしろ、助けてくれてありがとう。あの子たちは少し……いや、かなり騒がしいけれど、無事でよかった」

 窓の外で、花ネズミがふん、と鼻を鳴らす。

 まるで、自分は何も悪くないと言っているような態度だった。

 ノアが窓を開けると、花ネズミは待っていましたとばかりに、するりと部屋の中へ入ってきた。テーブルの端へ前足をかけ、アリスを見上げながら鼻を鳴らしている。

「約束の葉っぱですね」

 アリスは席を立ち、朝摘んでおいたムラサキねむりかぶの新鮮な葉を持ってきた。

 花ネズミはそれを受け取ると、嬉しそうに頬袋へ詰め込んでいく。小さな頬がみるみる膨らみ、左右で不格好な丸になった。

 その姿を眺めていたノアが、ふと何でもないことのように尋ねた。

「アリス。昨日、僕の部屋で何か見た?」

 葉を渡していたアリスの指が、ぴたりと止まる。

 銀色の写真立てと、そこに写っていた今まで見たこともないノアの自然な姿が、ありありと浮かんだ。

 思い出しただけで、胸の奥がまた細く痛んだ。

「……特には」

 出てきたのは、自分でも分かるくらい不自然な答えだった。

 ノアは何も言わず、しばらくアリスの顔を見ていた。

 きっと、嘘だと気づいている。

 それでも彼は、無理に問いただそうとはしなかった。

「そう」

 ただ静かに、それだけを返した。

 その優しさが、かえってアリスの胸を苦しくさせる。

 花ネズミは二人の間に漂う空気など気にも留めず、葉を頬いっぱいに詰めたまま窓枠へ飛び乗った。満足そうに尻尾を揺らし、そのまま畑の方へ走り去っていく。

 あとに残ったのは、ムラサキねむりかぶの甘い香りと、少しだけやわらいだ、それでもまだぎこちない沈黙だった。

     *

 朝食を終えた二人は、いつものようにハートの城へ向かった。

 城へ着く頃には、空は白く晴れ渡り、中庭の薔薇には朝露がきらきらと光っていた。長い廊下を歩くたび、アリスの胸元にある薔薇のペンダントが、小さく揺れて光を弾く。

 執務室へ入ったノアは、いつものようにアリスの机へ書類を置こうとした。

 けれど、途中で何かを思い直したように手を止める。

「今日は、別の仕事を頼んでもいい?」

「別の仕事ですか?」

「図書室の古書整理。古い本を種類ごとに分けて、傷んでいるものに印をつけるだけでいいよ」

 思いがけない頼みに、アリスは目を瞬かせた。

「私ひとりで行ってもいいんですか?」

「うん」

 ノアはやさしく笑った。

「図書室なら安全だし、司書猫たちもいるからね。ただし、赤い背表紙で、端に歯形がついている本には触らないこと」

「また、噛む本ですか?」

「読書熱が強すぎるんだ。読まれるのを待てなくて、先に読者を読もうとする」

「本の方が、こちらを読んでくるんですね」

「そういうこと」

 アリスは思わず笑った。

 ノアもつられるように、ほんの少し目元を和らげる。

 昨夜から二人の間に居座っていたぎこちなさが、そこでようやく少しだけ薄くなった。

 ノアは、気を使ってくれているのだ。

 以前のように鍵をかけて閉じ込めるのではなく、ひとりで部屋の外へ出る仕事を任せ、自分を信じていることを行動で示そうとしてくれている。

 その不器用な気遣いが分かったからこそ、アリスも素直に頷くことができた。

「分かりました。行ってきます」

「迷った時は、近くの肖像画に聞くといいよ。たまに嘘を教えるけれど、基本的には親切だから」

「基本的には……」

 余計に不安になる説明だった。

 それでもアリスは、ノアから書類とペンを受け取り、執務室を出た。

 ハートの城の図書室は、想像していたよりもずっと広かった。

 高い天井へ届きそうな本棚が幾重にも並び、迷路のように奥へ続いている。赤や黒、金、深緑の背表紙が隙間なく詰められ、その間を、羽の生えた本が時折ぱたぱたと飛んでいく。

 窓から差し込む朝の光は、空気中の埃を金色に照らし、古い革表紙へ静かな艶を与えていた。

 紙とインクの匂いに包まれながら、アリスは懐かしむように小さく息を吸う。

 元の世界の屋敷にも、大きな書庫があった。

 けれど、ここの本たちは、あちらの本よりもずっと賑やかだった。眠って小さないびきをかいているもの。ぶつぶつと物語の続きを呟いているもの。アリスが近づくと、慌てて背表紙を正し、きちんと本棚に並び直すもの。

 司書猫の一匹に案内されて、古書整理用の机へ向かうと、そこにはすでに先客がいた。

 黒茶色の髪から、狼の耳が覗いている。

 静かな青い瞳が、手元の古書からアリスへ向けられた。

「ガルさん」

 アリスが声をかけると、ガルは頁から顔を上げた。

「ルーシーさん」

 そうして、読んでいた本を静かに閉じた。

「図書室のお仕事ですか?」

「はい。ノアさんに、古書の整理を頼まれました」

「そうですか」

 ガルは少しだけ目を細める。

「彼も、少しは学んだようですね」

 思いのほか厳しい言葉に、アリスは小さく笑った。

「ガルさんは、ノアさんに厳しいんですね」

「厳しくしておかないと、あの人はすぐに全部をひとりで決めてしまいますから」

「……それは、少し分かります」

「ガルさんも、図書室でお仕事ですか?」

「ええ。古い記録に、確認したいことがありまして」

 ガルは積み上げられた本へ視線を落とした。

「大変そうですね」

「あなたの古書整理ほどではありません。こちらの本は、少なくとも噛みついてはきませんから」

 真面目な顔で言われ、アリスは小さく笑った。

 ガルもほんの少しだけ目元をやわらげ、机の向かい側に空いている椅子を示した。

 アリスはそこへ腰を下ろし、自分に任された古書を一冊ずつ確かめ始めた。

 二人はそれぞれ別の仕事をしながら、時折ぽつり、ぽつりと言葉を交わした。

 この国へ来たばかりの頃は、何もかもが不思議で、驚いてばかりだったこと。喋る花や、勝手に動く食器、気分で行き先を変える道にも、少しずつ慣れてきたこと。

 アリスのそんな他愛ない話に、ガルは古い記録へ目を通しながら、静かに耳を傾けてくれていた。

 急かすことも、茶化すこともせず、ただ穏やかに相槌を打ってくれる。

 その落ち着いた反応が、アリスには心地よかった。

 ワンダラーの住人たちは、どこか掴みどころのない者が多い。

 ノアも、マッドも、ロイドも、アザレアも、言葉の裏側に別の意味を隠している。

 けれどガルは、この不思議な国の住人の中では一番、アリスの知る人々に近い感覚を持っているように思えた。

 落ち着いて話すことができる。

 それが今のアリスには、ありがたかった。

 アリスが少し高い場所へ本を戻そうとして身を伸ばした時、ポケットから小さな包みが滑り落ちた。

 ころん、と机の上へ落ちたのは、昨日ノアからもらったポップンキャンディだった。

「あっ」

 アリスが慌てて拾い上げると、ガルの視線がその包みへ向いた。

「菓子ですか?」

「はい。昨日、いただいたんです」

 そう口にした途端、少しだけ胸が複雑になる。

 子どもに一番人気。

 ノアが何気なく言ったあの言葉は、まだ小さな棘のように残っていた。

 アリスは胸に残る棘を振り払うように、包みをガルへと差し出した。

「ガルさんも食べますか?」

「私が?」

「はい。口の中で弾けて、面白いんですよ」

 ガルは掌に乗せられた、小さな菓子を見つめた。

 すると脳裏に、昨日の街で見たノアの姿が浮かぶ。

 菓子屋で「子どもに一番人気」と聞いた途端、これならきっと喜ぶとでも言いたげに、嬉しそうに笑っていた白兎。

 あの人は、本当にただ、アリスを喜ばせたかったのだ。

 それなのに、どこか少しずつずれている。

 その不器用さが可笑しくて、ガルは思わず口元を緩めた。

 アリスが驚いたように目を丸くする。

「ガルさん、笑った」

「えっ、笑っていましたか?」

「はい。笑顔、すごくいいです」

「……そうですか」

 ガルは少しだけ居心地悪そうに目を逸らした。

 そんな様子が珍しくて、アリスはくすっと笑う。

「このお菓子、そんなに好きなんですか?」

「私がですか?」

「だって、これを見て笑っていたので」

 ガルは一瞬、どう答えるべきか迷うように黙った。

 ノアがどんな顔でこの菓子を選んでいたかを話そうかとも考えた。

 けれど、それは自分が代わりに伝えることではない気がした。

 ガルは小さく首を振る。

「いえ。少し、思い出したことがあっただけです」

「思い出したこと?」

「大したことではありません」

 そう言って話を閉じるガルに、アリスは不思議そうな顔をしながらも、それ以上は尋ねなかった。

 自分の分の包みを開き、キャンディを口へ放り込む。

 すぐに、舌の上で賑やかな音が弾けた。

 ポン!

 ポポン!

 ポンポンポン!

「んっ……」

 どんなものか分かっていても、突然口の中を跳ね回られると、やはり可笑しい。

 小さなうさぎが舌の上をぴょんぴょん駆け回っているようで、アリスはこらえきれずに笑った。

 その楽しそうな顔を見て、ガルも少し迷った末にキャンディを口へ入れる。

 直後、いつもは静かな彼の口元で、場違いなほど明るい音が鳴り始めた。

 ポン!

 ポンポン!

 ポポポン!

 何が起きても冷静そうなガルの口の中から、止めようのない賑やかな音が響いてくる。

 アリスはとうとう声を上げて笑った。

 ガルも口元を押さえたまま、肩を小さく震わせている。

 二人が顔を見合わせると、まるで応えるように、また音が鳴った。

 ポンポン!

 ポポン!

 静かな図書室に、あまりにも間の抜けた音が響き渡る。

 司書猫の一匹が本棚の陰から顔を出し、呆れたように尻尾を揺らした。

 その時だった。

「何をしているの?」

 背後から、冷ややかな声が落ちてきた。

 アリスとガルは、笑った顔のまま同時に振り返る。

 図書室の入り口に、アザレアが立っていた。

 髪は丁寧に巻かれ、肩の上で幾重にも重なる花びらのように揺れている。身にまとった淡いピンクのドレスは、可愛らしい色合いでありながら隙なく整えられ、その胸元ではハート形の宝石が静かに光っていた。

 紅茶色の瞳は相変わらず退屈そうでありながら、その奥には、目の前のものをひとつ残らず見透かそうとする鋭さが宿っている。

 ガルは即座に表情を引き締め、立ち上がって礼をした。

「アザレア様」

 アリスも慌てて椅子から立ち上がり、その隣で頭を下げる。

「アザレア様」

 けれど、口の中のキャンディは空気を読むつもりなどないらしい。

 ポン!

 ポポン!

 ポンポン!

 礼をした姿勢のまま、アリスは必死に口元を引き締めた。

 隣のガルも真顔を保っているが、頬がわずかに動いている。

 アザレアの眉が、ぴくりと跳ねた。

「……ポンポン、ポンポン、うるさいわね!」

「す、すみません!」

 アリスが慌てて謝った、その途中でも。

 ポンッ!

 ひときわ元気な音が鳴った。

 アザレアは額へ手を当て、深いため息をつく。

「まったく。城の図書室で、いったい何をしているの」

「申し訳ありません」

 ガルがいつもの真面目な顔で謝った。

 その直後、彼の口の中からも、控えめに音が鳴る。

 ポン!

 アザレアは半眼になった。

「あなたまで、何をしているの。ガル」

「……不覚でした」

 あまりにも真面目な声だったため、アリスはまた笑いそうになり、慌てて俯いた。

 そんな二人をしばらく眺めていたアザレアは、呆れたように息を吐き、それからアリスへ視線を移した。

「それより、あなた」

「わ、私ですか? ポンッ」

 返事と一緒に音が鳴り、アリスは両手で口を押さえた。

 アザレアの眉間に、くっきりと皺が寄る。

「そう。あなたよ。少し、一緒に来てくださる?」

「えっ」

 アリスは思わずガルを見る。

 先ほどまで笑っていたガルの表情は、すでに静かな警戒へ変わっていた。

「アザレア様。どちらへお連れになるおつもりですか」

「少し話をするだけよ。取って食べたりはしないわ」

 ガルは答えず、じっとアザレアを見つめている。

 その視線に気づいたアザレアは、不満そうに唇を尖らせた。

「何、その目。私をチェシャ猫と一緒にしないでちょうだい」

 アリスはポケットの中へ手を入れ、残っているキャンディの包みに触れた。

 その指先が、さらに奥にある銀色の狼の鈴へ触れる。

 以前、ガルから渡されたものだ。

 何かあれば鳴らすようにと言われた、小さな鈴。

 アリスは立ち上がり、ガルへ小さく頭を下げた。

 ガルは何も言わなかった。

 ただ、わずかに目を細め、アリスのポケットへ一瞬だけ視線を落とした。

 ――何かあれば、鈴を使ってください――

 声に出さなくても、その青い瞳がそう伝えていることは、アリスにも分かった。

 安心させるように、小さく頷き返す。

 けれどアザレアは、そんなやり取りには目も向けず、もうずかずかと先へ歩き出していた。

 アリスは慌てて、その後を追う。

 図書室を出る直前、口の中に残っていた最後のキャンディが、小さく弾けた。

 ポン!

 前を歩いていたアザレアが、ゆっくり振り返る。

「……まだ鳴っているの?」

「すみません……」

 アリスが肩をすぼめて謝ると、アザレアはまた呆れたようにため息をついた。

 けれど、廊下へ向き直る直前、その口元がほんの少しだけ緩んだように見えた。

 気のせいかもしれない。

 けれどアリスには、それが微かな笑みに見えた。

 二人が廊下の向こうへ消えていったあとも、ガルは図書室の扉を見つめたまま動かなかった。

 アザレアがアリスをどこへ連れていき、何を話すつもりなのか。

 ただの気まぐれならばいい。

 けれど、ハートの女王の娘が見せる気まぐれほど、厄介で、先の読めないものはなかった。

 やがてガルは静かに椅子へ座り直したものの、閉じた古書へ手を伸ばすことはなかった。

 図書室には、二人が笑った名残のような甘い菓子の香りと、もう聞こえないはずのポップンキャンディの余韻だけが、いつまでもふわりと残っていた。

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作者について

ニワコ

ニワコ

ChatGPTと協力しながら物語を書いています。フォロー大歓迎! キャラクターやお話の流れは、すべてオリジナルで、AIには主に文章作成や表現の整理を手伝ってもらっています。 ずっと頭の中にあった物...

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