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第5話:雲海へのダイブ

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/8/29 📚 シリーズ: 『AI作家と私の、ふんわり飛行艇計画』 📝 1,865文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

AIに小説を書かせたら、最初の読者である私すら行き先を知らない飛行艇の旅が始まった。 一面の青い空と、雲海の向こうに広がる世界。 蒸気機関と飛行技術が発達したこの世界で、小型飛行艇の操縦士として空を飛ぶ青年ユーリは、いつものように仕事をこなしていた。 特別な力も、世界を変える使命もない。 ただ空を飛び、依頼された仕事を終えて帰る――そのはずだった。 だが、ある日の飛行中に起きた出来事を境に、ユーリの日常は大きく変わっていく。 雲海の奥で出会った少女。 父親の残した潜行貨物船。 空と雲の向こうに潜む未知の存在。 そして、壊れた飛行艇で向かう先は、まだ誰にも分からない。 これは、特別な英雄ではない一人の操縦士が、仲間たちとともに空を旅する物語。 どこへ向かうのか。 何が待っているのか。 最初の読者である私自身も、まだ知らない。 そして、この物語が何話まで続くのかも、私には分かりません。 ※本作は、人間がプロットの方向性や世界観を『ふんわり』設定し、本文はAIが執筆する形で制作しています。

本文

「くそっ、手すりのボルトが死んでやがる……!」

雲を切り裂く突風が吹き荒れる中、ユーリは気球の頂上付近で必死に足をふんばっていた。

指先は凍えるように冷たく、真鍮のバルブは長年のサビで赤く固着している。下を見下ろせば、ゴンドラに乗るセシリアが拳銃を構え、迫りくる軍の巡洋船を睨みつけていた。

ドォォォン……!

重厚な砲声が空を揺らした。 上空から接近してきた黒塗りの巡洋船『黒い旋風』の側方砲塔が火を噴いたのだ。

放たれた空破弾(風圧爆弾)が気球の数十メートル横で炸裂し、凄まじい衝撃波がユーリの身体を叩く。

「うわあっ!?」

ワイヤーがピンと張り詰め、ユーリの身体が宙に放り出された。 命綱がなければ、そのまま二千メートルの虚無へ真っ逆さまだった。

「ユーリ! 急いで! 巡洋船から小型艇が降ろされたわ!」

セシリアの叫び声。 巡洋船の腹部から、ワイヤーに吊るされた三人乗りの黒い強襲艇が二隻、滑り出すように降下してくるのが見えた。機関砲の銃口が、はっきりとこちらを向いている。

「ハぁー……ハぁー……! 怒りに任せて叩くのが、一番効くんだよっ!」

ユーリはたぐり寄せた命綱で体制を立て直すと、気球の頂上にしがみつき、腰の工具袋から一番重い「大型レンチ」を引っ張り出した。

そして、サビついたガス排出バルブの根本に向かって、全力で叩きつける!

ガンッ!!

キィィィィィン――――!

金属の悲鳴とともに、バルブの固定ピンが吹き飛んだ。 内部に溜まっていた高圧の熱ガスが、猛烈な勢いで上空へ噴出し始める。

「よし、ガスが抜けたぞ! 下がるぞぉぉっ!」

パンパンパンッ!

突如として気球の浮力が失われ、巨大な布体が収縮を始めた。 アウラ号の残骸をぶら下げた気球全体が、まるで石ころのように急激に落下し始める。

「なっ……空中分解する気か!?」

降下してきた敵の強襲艇のパイロットが、思わず操縦桿を引いて回避行動をとるのが見えた。上空へ逃げていく敵艇の姿が、一瞬で遠ざかっていく。

身体が浮き上がるような感覚がユーリを襲う。 ユーリは命綱を手繰り寄せ、必死の思いで滑り落ちながらゴンドラへと飛び込んだ。

「ハぁ……ハぁ……! 成功だ! 落ちてるぞ!」

「落ちすぎよ! 雲海に叩きつけられるわ!」

セシリアが叫ぶ。 下方に広がる分厚く重い「白の壁」――雲海の表面が、恐ろしいスピードで迫ってくる。

この時代の雲海は、単なる霧ではない。高密度の水蒸気と重金属のガスが混ざり合った、目も眩むような過酷な世界だ。この速度で突入すれば、水面に激突するのと変わらない衝撃を受ける。

「バートン! 今よ! 救出網を出して!」

セシリアがトランシーバーに向かって絶叫した。

直後、目の前の雲海が盛り上がった。

ゴゴゴゴゴゴ……!

雲の絨毯を突き破って姿を現したのは、まるで巨大なクジラか巨大潜水艦のような、無骨で黒ずんだ重装甲船――潜行貨物船『アルゴー号』だった。

船体の上部に設置された甲板から、巨大な衝撃吸収用の鋼鉄ネットが自動で展開される。

「セシリア! 手を繋げ!」

ユーリはセシリアの腕を強く掴んだ。

次の瞬間、破裂した気球と大破したアウラ号、そして二人の身体は、雲海から飛び出したアルゴー号の甲板ネットへと激しく叩きつけられた。

バシィィィンッ!!

ワイヤーネットが極限まで伸びきり、激しい金属音とともに二人を受け止める。

「グハッ……!」

肺の空気をすべて押し出されるような衝撃。 だが、身体は浮いている。

「……生き……てるか……?」

ユーリがかすれた声で呟くと、となりのセシリアが仰向けになったまま、ハハッと短く笑った。

「ええ……なんとかね。ようこそ、アルゴー号へ……優秀な郵便屋さん」

甲板のハッチが開き、油と煤にまみれた作業服を着た白髪の老機関長――バートンが駆け寄ってきた。

「お嬢! 無事か! ……それと、そのボロボロの男は?」

「命の恩人よ。それと……アウラ号の優秀なパイロット」

セシリアが空を指さした。 アルゴー号の甲板の上には、二人の回収と同時に、雲の上から追ってきた『黒い旋風』の巡洋船が雲を割って姿を現していた。

「チッ、しつこい奴らめ! 全員ハッチの中へ入れ! 雲海へ潜行(ダイブ)するぞ!」

バートンの号令とともに、アルゴー号の巨大な蒸気ブローが噴射された。

重厚な金属船体は、ゆっくりと、しかし確実に、ふたたび深く暗い「雲海の中」へと沈み込んでいく。

上空から浴びせられる軍艦の威嚇射撃を振り切り、ユーリたちは、誰も追ってこられない雲の底へと潜っていった――。

第5話はここまで!

2026/10/31 改稿

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作者について

風見しず

風見しず

小説を書いている……というより、AIに書いてもらった小説を読んでいます。 世界観や方向性は決めますが、先の展開は私にも秘密。 AIがどんな物語を作っていくのか、最初の読者として楽しんでいます。 ...

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