ルビと傍点は、どう打つの?

あいぺんの本文エディタで文字を飾る方法ぜんぶ

人物の名前に読みを添えたい。この一語だけ、強く読ませたい。場面が変わったことを、線で示したい。長い話を、ページで区切りたい。

小説の本文には、文章そのもの以外に、こういう「飾り」の仕事があります。あいぺんの本文エディタは、その飾りをボタンひとつで入れられるように作ってあります。

この記事では、ルビ、傍点、区切り線、改ページ、縦書きの確認、それから太字や見出しなどの書式まで、本文エディタで文字を飾る方法を全部書きます。手で記号を打ちたい人のために、記号の書き方も載せます。

道具はどこにあるか

執筆画面の本文の上に、ツールバーがあります。上の段が小説向けの道具で、左から「振(ルビ)」「点(傍点)」「区切」「画像」「改頁」「有料」「音声」「MD」「書式」「縦書」、そして自動変換の歯車です。下の段は見出し・太字・色・揃えなどの一般的な書式です。

右端の「閉じる」で下の段をたたむことができ、「?」を押すと、それぞれの道具の説明が右側に開きます。スマホでは横幅に合わせて別のエディタに切り替わりますが、道具の並びは同じです。

ルビ(ふりがな)

読みを添えたい文字を本文で選んでから、ツールバーの「振」を押します。選んだ文字が親文字として入った状態でダイアログが開くので、ルビの欄に読みを入れます。下にプレビューが出るので、見た目を確かめてから「ルビを挿入」を押します。

親文字は20文字まで、ルビは50文字までです。文字を選ばずに押した場合は、親文字から入力します。

挿入すると、本文には「|飛沫《しぶき》」のように記号つきで入ります。これはカクヨムや小説家になろうと同じ書き方なので、ほかのサイトから本文を持ってきた場合も、そのまま読者にはルビとして表示されます。

記号を直接打っても構いません。読者側で通るのは次の三つです。

傍点(強調の点)

文字の上に点を打って強調するのが傍点です。強調したい文字を選んで「点」を押すと「傍点を付与」のダイアログが開きます。100文字まで入れられ、プレビューで点の乗り方を確かめて「挿入」します。

本文には「《《干潮》》」の形で入ります。これもカクヨム・なろうと同じ記法なので、手で打っても同じ結果になります。

区切り線と改ページ

区切り線は場面転換の線です。「区切」を押すと、カーソルの位置に横線が入ります。

改ページは、一話の中でページを分ける印です。「改頁」を押すと本文に「--page--」という行が入り、読者の画面ではそこでページが切り替わります。読者は「前のページ」「次のページ」のボタンか、キーボードの矢印キーでページを移ります。長い一話を、章の中でさらに区切りたいときに使います。

どちらも本文の中の一行なので、要らなくなったらその行を消すだけで戻ります。

縦書きで確かめる

ツールバー右端の「縦書」を押すと、書いている本文がその場で縦書きになります。右から左へ横に流れる表示で、マウスホイールでも横に動きます。ルビや傍点が縦でどう乗るか、行の折り返しがどう見えるかを、投稿前に確かめられます。

これはあくまで書き手側の確認用で、投稿した作品の向きを決めるものではありません。読者は読書設定で、横書きと縦書きを自分で選びます。「横書」を押せば元に戻ります。

読者にはどう見えるか

画面右上の目のアイコン(またはCtrl+Shift+P)でプレビューが新しいタブに開きます。実際の作品ページと同じ表示で、ルビはふりがなとして、傍点は点として、区切り線は線として、改ページはページ送りとして表示されます。上に「投稿前のプレビュー」の帯が出て、いいねや本棚などの操作だけが効かない状態です。

記号のまま見えていないか不安なときは、ここで一度確かめてから公開するのが確実です。

見出し・太字・色・揃え

ツールバーの下の段には、一般的な書式があります。

どのボタンが何をするかは、ツールバー右端の「?」で開く「ツールガイド」にまとまっています。迷ったらそこを見てください。

貼り付けたときの整え

ほかのエディタから本文を貼り付けると、段落と段落のあいだに空行が入り、白や黒の背景色は外れます。貼り付けで入ってしまった装飾をまとめて消したいときは、消したい範囲を選んで「書式」を押します。

よくある質問

記号を自分で打っても大丈夫ですか
大丈夫です。ダイアログは記号を打つ手間を省くためのもので、本文に入る形は同じです。

ルビの文字数に上限はありますか
ダイアログでは親文字20文字、ルビ50文字までです。傍点は100文字までです。

縦書きで投稿できますか
作品ごとに向きを固定する設定はありません。読者が読書設定で縦書きを選ぶと縦書きになります。書き手の「縦書」ボタンは、その見え方を先に確かめるためのものです。

スマホでも同じことができますか
できます。画面幅が狭いときは別のエディタに切り替わりますが、ルビ・傍点・区切り線・改ページ・縦書きのボタンは同じ並びで出ます。

文字数はどこで見られますか
画面右下に「いまの文字数 / 70,000」と出ます。ルビや傍点の記号も文字として数えられます。

おわりに

飾りは、読みやすさのためのものです。読みが分かる、強調が伝わる、場面の切れ目が見える。それだけで、同じ文章が読者に届きやすくなります。

あいぺんの執筆画面で、ツールバーの「振」から試してみてください。

「書く」のほかの記事