星をつむぐ友禅
部活に入れない16歳の花宮月乃は、商店街で友禅保存会を見つけ、71歳の藤原清志に温かく迎えられる。彼の言葉や作業音に過去の記憶が呼び起こされ、動けない月乃だったが、夜の灯りで染め色が異なることに気づき、次回も参加する決意をする。糊置きを通じて、月乃は自分の失敗を謝り続けるが、28歳の佐伯紗江から失敗も学びに繋がると教えられる。月乃は、過去に試合で無理を強いられたことを思い出し、彼女の手首の痛みを隠す。 月例会では、高齢化問題が浮き彫りになり、会員たちの不安が広がる。月乃は自身が抱いていた苦しみを振り返り、事情を聞く側に回る。故人会員の図案帳から未完成の星座柄を見つけ、夜空の美しさに気づく月乃は、星座柄の小物ポーチのアイデアを思いつく。76歳の能勢絹は慎重に反対するが、月乃はその理由を語り、練習布で試作を始める。 展示会の準備が始まるも、様々な問題に直面する月乃。彼女は自ら提案し、星座柄ポーチの製作を計画する。しかし、古典を守るために新柄を諦めた絹との対話を通じて、過去の重みを理解し、彼女に道具を託される。搬入前日、藤原が欠けてしまうが、月乃は一人で穴を埋めようとする中、過去の記憶が蘇り、仲間たちとの協力を選ぶ。 展示会当日、星座柄ポーチや作品が並び、月乃は自らの経験を振り返りつつ、来場者に「来る日も休む日も、自分で決めていい」と伝える。彼女の成長を象徴する星のデザインに反響が寄せられ、新たな申込みが増えることで、月乃の新しい道が開かれていく。
エピソード一覧
第1話: 第1話 夜の灯り
(2026/11/1)
第2話: 第2話 崩れた線
(2026/11/1)
第3話: 第3話 14人の名簿
(2026/11/1)
第4話: 第4話 星図の余白
(2026/11/1)
第5話: 第5話 12個の約束
(2026/11/1)
第6話: 第6話 使われなかった星
(2026/11/1)
第7話: 第7話 帰る勇気
(2026/11/1)
第8話: 第8話 暗闇の星座
(2026/11/1)